2023/09/04
オリヴィア・ロドリゴの新曲「Vampire」の歌詞がテイラー・スウィフトについて書かれているのではないかという一部リスナーの憶測について、オリヴィアが英ガーディアンのロング・インタビューで反応した。この楽曲はニュー・アルバム『ガッツ』の先行シングルで、彼女はこのバラードでとある“ブラッドサッカー、フェイムファッカー”について痛烈に歌っている。
9月8日の『ガッツ』リリース前に公開されたこのインタビューで、英ガーディアンのジャーナリスト、ローラ・スネイプスに「Vampire」について聞かれた際、オリヴィアは、「どう答えたらいいのかな?」とささやいたそうだ。
9月2日に公開されたこの記事で彼女は、「自分の曲が誰について歌っているのかは決して言いたくないんです。これまで仕事をしてきてそんなことをしたことはないですし、これからもしないでしょうね。曲がある一つのことについて歌っていると決めつけない方がいいと思います」と続けて、「人々がそう考えたことにとても驚きました」と付け加えている。
子供の頃からテイラーのことが大好きだったと公言していたオリヴィアを、テイラーはかなり早い時期から支持していた。オリヴィアの大ブレイク曲「drivers license」がテイラーの楽曲の隣にチャートインし始めた頃、彼女はSNSで、「よくやったね、本当に誇りに思うよ」と投稿した。また、自身のアルバム『レッド』の制作時に身に着けていたような指輪をプレゼントしたことからオリヴィアは、「彼女は全世界で最も親切な人」と当時感激し、二人は2021年の【ブリット・アワード】で実際に会い、一緒にキュートな写真を撮った。
オリヴィアのデビュー・アルバム『サワー』がリリースされた後、収録曲をめぐりテイラーの楽曲からの盗作疑惑が持ち上がり、結局「Cruel Summer」を彷彿とさせる「deja vu」の作曲クレジットに、テイラー、ジャック・アントノフ、アニー・クラーク(セイント・ヴィンセント)を追加することになった。また、「1 step forward, 3 steps back」にテイラーの「New Year's Day」が挿入されているとして、『サワー』がリリースされる前にテイラーとアントノフをクレジットした。
オリヴィアとテイラーは、少なくとも公の場では、それ以来お互いに関わっていないようだ。最近の米ニューヨーク・タイムズのインタビューで、オリヴィアはテイラーの【The Eras Tour】のコンサートを見ていないと語った。
「Vampire」の歌詞は、「drivers license」が2021年にヒットして以来、オリヴィアが遭遇したであろう個人的な体験からインスパイアされた可能性があり、その意味を問う質問に対する彼女の答えは、実はあまり答えになっていない。この曲の冒頭で彼女は、“あなたが今どうしているのか尋ねて満足させたくないけど/あなたが気にかけているふりをしている人々から(巻き上げた金で)築かれた城はどう?」と歌っている。
ガーディアンのライターのスネイプスは自身の言葉で、「“Vampire”は主に年上の男性との恋愛関係について歌っている」と書いており、歌詞の辛辣な言葉の多くはこの解釈を指し示している。例えば、“クールな男”に向けた一文や、“私が今まで話した女子はみんな、あなたは要注意人物だって言ってた”と指摘する箇所もある。また、この曲の2番では、”彼女じゃなくて私に手を出した/あなたと同じ年頃の女性は分別があるから”」と書いている。
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