2013/06/07
マックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」が5週目の首位を獲得し、アーティストとしては前作「スリフト・ショップ」と合わて11週目のNo.1を獲得した6月15日付HOT100チャート。
現在も14位にランクイン中の「スリフト・ショップ」の大ヒット(6週首位)から一発屋になるとも囁かれていたが、そのジンクスを跳ね除け、完全に脱却を宣言をしたともいえるマックルモア&ライアン・ルイス。次週、首位をキープできれば、「スリフト・ショップ」に続く6週目の首位となり、その記録を塗り替えることとなる。
その強敵となるのが、僅差で続くジャスティン・ティンバーレイクの「ミラーズ」。今週2位まで上昇し、エアプレイ、デジタルセールス共に好調で、今週と同等のポイントを獲得する、もしくは更に数を伸ばせば、首位交代となる可能性も高い。そして、アルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』が2週連続首位をキープし絶好調のダフト・パンク「ゲット・ラッキー」が3位に浮上、自身初のTOP3入りを果たした。この勢いもまた凄まじく、ジャスティンを一気に飛び越えて先に首位まで到達するケースも在り得るだろう。「ゲット・ラッキー」は、既にUKチャートをはじめとする7ヶ国でNo.1となっていて、アメリカにおいても、ダンスチャートではすでに首位に輝いている。
5位には、先週に引き続きフロリダ・ジョージア・ラインの「クルーズ」がランクイン。カントリーチャート、エアプレイでは首位をキープしていて、ポップチャートでも、TOP10入り(10位)を果たしている。セールスが好調で、US、カナダ共にミリオンセラーを記録した。カントリーソングとしては、テイラー・スウィフトの「トラブル」に続く、大ヒットとなっている。
今週新たにTOP10入りを果たしたのが、ロビン・シックの「ブラード・ライン」。自身初のTOP10ヒットとなり、ダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」にクレジットされているファレル・ウィリアムスにとっては、6曲目のトップ10入り(うち2曲がNo.1)となった。レトロなサウンドとPVが人気で、ヒットのキッカケとなったのが、ドクター・ドレ・プロデュースの人気ヘッドフォンメーカー「ビーツ・バイ・ドクター・ドレ」のCMソングに抜擢されたことで、製品のイメージとセクシーな映像と軽快なサウンドがマッチし、ストリーミングから火がついた。この「ビーツ・バイ・ドクター・ドレ」の特典として、製品を購入すると「ブラード・ライン」のリミックス曲が無料ダウンロードできるというサービスも行った。
TOP10以下の動きでは、トゥー・チェインズとウィズ・カリファが組んだ、「ウィー・オウン・イット」が先週の61位から16位へジャンプアップ。この曲は、先週32位に初登場したカーアクション映画のシリーズ、『ワイルド・スピード』のサウンド・トラックからのシングルで、トゥー・チェインズにとっては自己最高記録となった。尚、このコラボレイトはウィズ・カリファの2枚目のスタジオアルバム『O.N.I.F.C.』(最高位2位)からカットされたシングル、「イッツ・イッツ・ナッシング 」でも話題だった。
5月18日付で一度20位入りし、今週再び20位へ再浮上したJ・コールの「パワー・トリップ」にフューチャーされているミゲルは、マライア・キャリーの新作からの先行シングル「ビューティフル」(17位)と、今週20位内に2曲のヒットを送り込んでいる。初登場一番人気は、59位にデビューした、ケシャの「クレイジー・キッズ」。アルバム『ウォーリア』からのサードシングルで、アルバムとは別バージョンとなる、ウィル・アイ・アムもしくはジューシィ・Jがフューチャーされたシングル・バージョンとしてダウンロードを開始している。
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