2023/07/24
テイラー・スウィフトの『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
先週、2023年最大の週間ユニット716,000を記録して1位に初登場した『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』は、今週の集計期間(2023年7月14日~7月20日)にアルバム・ストリーミングが73,000(65%減少)、トラックによるユニットが1,000(72%減少)、アルバム・セールスは47,000(91%減少)をそれぞれ記録して、累計121,000ユニット(83%減少)を獲得した。週間ストリーミングは全22曲で9,560万回を記録している。
再録版として2週目の首位を獲得したのは第3弾の『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』が初で、第1弾『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』(2021年4月24日付)、第2弾『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年11月27日付)いずれも1位に初登場した1週どまりだった。
テイラーは、今週も4位に『ミッドナイツ』(51,000ユニット / 7%減少)、6位に『ラヴァー』(44,000ユニット / 2%減少)、10位に『フォークロア』(34,000ユニット / 5%増加)をランクインさせて、先週に続きTOP10に計4作を送り込んでいる。存命のアーティストの作品がTOP10に4作ランクインしたのは、ハーブ・アルパートが達成した1966年4月2日付以来、約57年ぶりの快挙となる。
続いて2位も、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が先週に続き同位をキープ。週間ユニットは前週から2%増加の105,000に上昇し、初登場から20週連続で10万ユニットを突破した。
3月18日 501,000ユニット(1位)
3月25日 259,000ユニット(1位)
4月1日 209,500ユニット(1位)
4月8日 197,000ユニット(1位)
4月15日 173,000ユニット(1位)
4月22日 167,000ユニット(1位)
4月29日 166,000ユニット(1位)
5月6日 149,000ユニット(1位)
5月13日 138,000ユニット(1位)
5月20日 141,000ユニット(1位)
5月27日 134,500ユニット(1位)
6月3日 129,000ユニット(1位)
6月10日 126,000ユニット(2位)
6月17日 117,000ユニット(2位)
6月24日 111,500ユニット(1位)
7月1日 110,000ユニット(1位)
7月8日 110,500ユニット(1位)
7月15日 111,000ユニット(2位)
7月22日 104,000ユニット(2位)
7月29日 105,000ユニット(2位)
ストリーミングが集計に加算されるようになった2014年12月以降では、昨年16週間10万ユニットを突破したバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』を上回り、史上最長記録を更新している。
3位は、先週4位にランクインしていたペソ・プルマの『Génesis』(55,000ユニット / 5%減少)が上昇して、再び最高位に到達。4位に前述の『ミッドナイツ』を挟み、5位もモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(48,000ユニット / 3%増加)が先週の6位からワンランクアップした。
リル・ウージー・ヴァートの『ピンク・テープ』は、先週から34%減少の40,000にユニット数を落とし、今週8位に急落。ガンナの『a Gift & a Curse』(40,000ユニット / 6%減少)は先週に続き今週も9位をキープした。
今週はTOP10に初登場、もしくは再ランクインした作品はなく、先週から大きな動きもなかった。TOP10にデビューした作品がなかったのは、シザの『SOS』が6週目の首位に立った2023年1月28日付以来、約6か月ぶりのチャート・アクションとなる。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは7月28日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
2位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
3位『Génesis』ペソ・プルマ
4位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
5位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
6位『ラヴァー』テイラー・スウィフト
7位『SOS』シザ
8位『ピンク・テープ』リル・ウージー・ヴァート
9位『a Gift & a Curse』ガンナ
10位『フォークロア』テイラー・スウィフト
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像