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2023/07/08

リル・ウージー・ヴァート新譜に豪華ゲスト、療養中のマドンナにエール、がん公表後初のステージ完走:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはリル・ウージー・ヴァートに関する話題から。

 リル・ウージー・ヴァートのニューアルバム『ピンク・テープ』がリリースされた。

 同作には、全米チャートで10位にランクインした「ジャスト・ワナ・ロック」など全26曲を収録。トラヴィス・スコット、ニッキー・ミナージュ、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、ドン・トリヴァーが参加しているほか、BABYMETALが「The End (feat. BABYMETAL)」でフィーチャーされている。また、同曲の作曲にはDAIDAI(Paledusk)が携わっている。

 リル・ウージー・ヴァートは「本作にはフィーチャリングは少ないけど、一緒に曲を作るべきだと思った人選になっている」とコメントしている。

リル・ウージー・ヴァートのアルバム『ピンク・テープ』にBABYMETALら参加


 現地時間の6月28日、マドンナのマネージャーであるガイ・オセアリーがインスタグラムで、彼女が"深刻な細菌感染症"を発症してICUで数日を過ごしたことを明かし、エンタテインメント界を心配の渦に巻き込んだ。

 オセアリーはこの投稿で"完全に回復する見通し”と書いており、6月29日の時点で米ビルボードもマドンナが自宅で快方に向かっていることを確認している。だがこの入院により、彼女は待望の大規模な【セレブレーション・ツアー】を当面休止せざるを得なくなった。

 マドンナの入院のニュースを受けて、多くの有名人がSNSに愛とサポート、そして励ましの言葉を書き込んだ。ザ・ウィークエンドは自身のインスタグラムのストーリーズで「お見舞い申し上げます」と添えてオセアリーの声明を再投稿。また、マドンナの長年の友人である女優のデビ・メイザーは2人の昔の写真をシェアし、キャプションに、「元気になってね、シス!休んで、回復して、再起動して! 彼女のファンの皆さんへ:マドンナは快方に向かっていて、自宅で休んでいます」と、心強いメッセージを書き込んだ。

 マドンナの半生を描く伝記映画で主演に抜擢されたと報じられているジュリア・ガーナーは、ハートと祈りの絵文字を連ねてコメントした。ジョン・バティステも祈りの絵文字を連ね、同様の気持ちを伝えた。

ザ・ウィークエンド/デビ・メイザー/ジョン・バティステなど、退院後自宅で療養中のマドンナにエールを送る


 カントリー・シンガーのトビー・キースが先週末にステージに復帰し、米オクラホマ州ノーマンのハリウッド・コーナーズで2つの本格的なコンサートを行なった。キースは2022年6月に胃がんと診断され、化学療法、放射線療法、手術に過去6か月を費やしたことを公表して以来、今回が初めての公演となる。

 週末に行われた、いずれも2時間を超える長さのコンサートの映像がいくつかネットにアップされており、キースがヒット曲「Made in America」、「I Love This Bar」、「Dream Walking」 を演奏している断片が含まれている。キースはイージー・マネー・バンドと、長年の友人でコラボレーターのスコッティー・エメリックと共演した。

トビー・キース、胃がん公表後初のステージで2時間のセットを完走


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」が通算13週目の首位を獲得した。“Hot 100”史上首位獲得週が13週を上回ったのは、「ラスト・ナイト」が14曲目の快挙となる。同楽曲はカントリー・ソング・チャートでは今週21週目の首位を獲得し、同チャート史上6番目に長い首位獲得週を更新。また、今年のソング・オブ・ザ・サマー・チャートでは今週5週目の首位を獲得して、現時点では2023年度のトップを独占している。

 今週7位には、女性ラッパーのニッキー・ミナージュとアイス・スパイスによる「バービー・ワールド(with アクア)」が初登場。ニッキー・ミナージュは通算23曲目のトップ10入りを果たし、女性アーティストではテイラー・スウィフト(40曲)、マドンナ(38曲)、リアーナ(32曲)、マライア・キャリー(28曲)、ジャネット・ジャクソン(27曲)に続く6番目、女性ラッパーとしては最多記録を更新した。

 アイス・スパイスは、今年だけで「ボーイズ・ア・ライアー Pt. 2 with ピンクパンサレス」(3位),「プリンセス・ダイアナ with ニッキー・ミナージュ」(4位)、テイラー・スウィフトの「カルマ feat.アイス・スパイス」(2位)に続く4曲目のトップ10入りを果たし、ニッキーとは2度目のランクインを達成している。

【米ビルボード・ソング・チャート】モーガン・ウォレン通算13週目の1位、映画『バービー』より「バービー・ワールド(with アクア)」初登場7位


 そして、アルバム・チャートでは、同じくモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が通算15週目の首位を獲得した。

 1位に初登場した3月18日~6月3日付まで12週連続をマークして、6月24日付で首位に返り咲き、先週(7月1日付)、今週(7月8日付)で通算15週目の首位を獲得した同作。なお、6月10日付はテイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』、6月17日付はStray Kidsの『★★★★★ (5-STAR)』に首位の座を明け渡したが、3作いずれもリパブリック・レコードの作品で、3月18日~7月8日付まで17週連続で同レーベルが首位を独占したことになる。

 今週2位には、米ジョージア州アトランタ出身の人気ラッパー=ヤング・サグの新作『ビジネス・イズ・ビジネス』が初登場。本作は、2021年10月にリリースした前作『パンク』から約1年半ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、コンピレーション・アルバム、ミックステープを含めて通算8作目のトップ10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン通算15週目の1位、ヤング・サグ/ペソ・プルマらトップ10入り


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