Billboard JAPAN


NEWS

2023/06/24

故アヴィーチーにダイヤモンド・ディスク、マライア・キャリーを絶賛、ブリンク182のライブで妊娠を公表:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは故アヴィーチーに関する話題から。発売からちょうど10年を迎えた2023年6月17日、アヴィーチーの「Wake Me Up」が、全米で1,000万枚を超える売り上げを記録し、全米レコード協会(RIAA)からダイヤモンド・ディスクの認定を受けた。

 「Wake Me Up」はさらにダンス/エレクトロニックの曲として全米レコード協会史上最高の売り上げにも認定された。スウェーデンのアーティストが全米レコード協会からダイヤモンド・ディスクの認定を受けるのは史上初の快挙となる。

アヴィーチー、「Wake Me Up」発売10周年の日に米ダイヤモンド・ディスク認定


 ケリー・クラークソンが、Apple Music 1のゼイン・ロウとの新しいインタビューで、マライア・キャリーのソングライターとしての才能を称賛した。

 ケリーは、「彼女は十分に評価されていないんですよ」と主張し、「シンガーとしては評価されています。ソングライターとしては評価されていないと思うんです。みんな気づいていないと思う。彼女が(自身のヒット曲を)全部書いているんですよ!経済的にも、自分でやったことのおかげで大成功している。人々は彼女を歌姫として捉えていて、ソングライターとしては捉えていないと思います。キャロル・キングやジェームス・テイラーのことは(ソングライターとして)話しますよね。みんな素晴らしい人たちです、はい。でも言いたかったんですよ」と述べている。

マライア・キャリーのソングライターとしての能力をケリー・クラークソンが絶賛「十分に評価されていない」


 ブリンク182のトラヴィス・バーカーとの間に第1子を妊娠したことを公表したコートニー・カーダシアンが、現地時間2023年6月18日にふっくらとしたお腹の写真を数枚インスタグラムに投稿した。

 先週金曜日、コートニーは米ロサンゼルスのBMOスタジアムで行われたブリンク182のライブ中に、彼らのミュージック・ビデオにちなんで「トラヴィス、私妊娠しました」というポスターを客席で掲げ、妊娠を明らかにしていた。生まれてくる赤ちゃんは、2022年5月16日に結婚し、5月22日にイタリアで豪華な披露宴を行った2人にとって第1子となる。

コートニー・カーダシアン、トラヴィス・バーカーとの第1子妊娠をブリンク182のライブで公表


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」が通算11週目の首位を獲得した。同楽曲はカントリー・ソング・チャートで今週19週目の首位を獲得していて、昨年に同じく19週(2022年6月~12月)をマークした「ユー・プルーフ」と並ぶ自己最長記録を達成。カントリー・エアプレイ・チャートでも7週目の首位をキープして、ポップ・エアプレイ・チャートでは10位から9位に最高位を更新した。また、今年のソング・オブ・ザ・サマー・チャートでも3週目の首位をキープしている。

 また、 先週4位に浮上したルーク・コムズの「ファスト・カー」は、今週3位に上昇して最高位を更新している。

【米ビルボード・ソング・チャート】モーガン・ウォレン通算11週目の首位、ルーク・コムズ「ファスト・カー」3位に浮上


 そして、アルバム・チャートでは、同じくモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が通算13週目の首位を獲得した。

 『ワン・シング・アット・ア・タイム』は6月10日付でテイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』、6月17日付でStray Kidsの『★★★★★(5-STAR)』にその座を明け渡したが、今週2週ぶりに返り咲き、通算13週目の首位を獲得した。

 今週2位には、ワン・ダイレクションのメンバーとしても知られるナイル・ホーランの新作『ザ・ショー』が初登場。本作は、2020年3月にリリースした前作『ハートブレイク・ウェザー』から約3年ぶり、3作目のスタジオ・アルバムで、1位を獲得した1stアルバム『フリッカー』(2017年)、最高4位をマークした2ndアルバム『ハートブレイク・ウェザー』に続き、3作連続でTOP5入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン通算13週目の首位、ナイル・ホーラン初登場2位


その他今週の注目ニュース
ポール・マッカートニー、故ジョン・レノンの人生は“悲劇的だった”と語る「それに対する彼の対処の仕方にいつも感心していた」
アヴリル・ラヴィーン&タイガ、交際約3か月で破局
トレント・レズナー、娘のおかげでデュア・リパの音楽に目覚めたと語る
テイラー・スウィフト、約4年前の曲「Cruel Summer」が最新シングルになった経緯を説明
<ライブレポート>ロバート・グラスパー、未だ見ぬブラック・ミュージックの新境地を提示した伝説の一夜

関連記事