LIL WAYNEは9/27、自分自身に素晴らしい誕生日のプレゼントをあげようとしているが、インターネットに関係のない業者はパーティに招かれてすらいない。ラッパーは次のアルバム『I AM NOT A HUMAN BEING』をまずデジタル・チャンネルのみでリリースし、CDリリースは2週間後の10/12にる。CDのアルバムにはデジタル・リリースよりも2曲多い12曲が入る。

キャッシュ・マネー/ユニバーサル・モータウンは『I AM NOT A HUMAN BEING』が第1週で9万枚、第2週で25,000枚、第3週でデジタルとCD合計で225,000枚、その内、デジタルが2万枚のセールスを上げると見ている。

『I AM NOT A HUMAN BEING』をデジタルのみでリリースするだけでもLIL WAYNEがBILLBOARD 200の首位を獲得するのは確実に見える。翌週はKENNY CHESNEYの『HERMINGWAY WHISKEY』がリリースされ、ソニー・ナッシュビルは第1週で30万ほどの売り上げを見込んでおり、これはLIL WAYNEの第1週のセールスをも上回る。それでもキャッシュ・マネー/ユニバーサル・モータウンが需要を低く見積もっていた場合にはデジタル・サプライが伸びる可能性もある。

オンラインと無関係のほとんどの業者は先にデジタルでリリースするやり方がトレンドになることを心配している。「気がかりだよ」とある業者は言う。

「間違いなくインターネットに関係のない業者は二の次になっている。私たちは普通にやっていたビジネスを失うことになってしまう。アルバムがCDとしてもリリースされるなんて、消費者はどうやって知るんだ？」

他の業者は誠意が足りないと文句を言っている。LIL WAYNEは自分のバースデー・ケーキをインターネットに関係のない業者のためにも残しておくべきだったかもしれない。小売業者すべてを閉め出さなくても、ディスカウントしたり、誕生日に予約した人に特典を出すなどの方法も考えられたはずだから。