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2023/06/09 04:00

【ビルボード 2023年上半期Download Albums】結束バンド『結束バンド』が通算21回のトップ10入りで首位に back number『ユーモア』が続く

 2023年上半期Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、結束バンド『結束バンド』が首位を獲得した。

 結束バンドは、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』の劇中バンドで、本アルバムは2022年12月25日に先行配信がスタートすると、初週5,877DLを売り上げて、初登場首位を獲得した。その後は通算7回の首位を獲得し、トップ10には計21回チャートイン。アニメは2022年12月24日深夜に最終回が放送されたにもかかわらず、半年経ってもなお10位を獲得するロングヒットとなり、累計54,566DLを売り上げた。5月24日にはニューシングル『光の中へ』がリリースされ、『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇場総集編の公開が2024年春に予定されていることから、下半期もチャートアクションに注目だ。

 2位はback number『ユーモア』が獲得。1月17日にリリースされた7thアルバムで、初週8,718DLで首位を獲得、週間チャートで首位を獲得したのは初週のみだったが、3月18日から4月23日まで初の5大ドームツアーが開催されたことも後押しして、集計期間中に何度も再浮上し、通算8回のトップ10入りを果たした。

 そして3位は、2022年の年間ダウンロード・アルバムを制したAdo『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』、4位はELLEGARDENが16年ぶりにリリースして話題となった『The End of Yesterday』がチャートイン。スピッツが約3年半ぶりにリリースした『ひみつスタジオ』はチャートイン回数2回にもかかわらず、9位に食い込んだ。

 音楽配信の売上はストリーミングはプラス成長が続いているものの、ダウンロード売上は減少。レコード協会の発表によると音楽ダウンロード全体では、2022年は前年比81%となった。世界的に見てもダウンロードの減少傾向は続いており、IFPIが発表した2022年のグローバルの売上はストリーミングが2兆4500億円に比べて、ダウンロードは902億1600万円と大きく乖離している(1ドル140円で計算)。

 ただ世界におけるストリーミングとダウンロードの売上が約30倍近い売上の差があることと比べて、日本はストリーミングが928億300万円、ダウンロードが114億4,600万円と、ダウンロード売上が高いことが特徴だ(日本レコード協会発表)。トップ20を見てみると、アニメを通してなど、世代を超えて愛された作品が並んだ。

Text by 高嶋直子


【2023年上半期Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”】トップ20
1位『結束バンド』結束バンド(54,566DL)
2位『ユーモア』back number(17,009DL)
3位『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』Ado(15,903DL)
4位『The End of Yesterday』ELLEGARDEN(10,336DL)
5位『Specter』星街すいせい(8,901DL)
6位『FACE』JIMIN(7813DL)
7位『いつも何処かで』桑田佳祐(7,678DL)
8位『D-DAY』Agust D(7,480DL)
9位『ひみつスタジオ』スピッツ(7,000DL)
10位『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』松任谷由実(6,446DL)
11位『弐』優里(6,054DL)
12位『TVアニメーション スラムダンク テーマソング集』(5,691DL)
13位『ZZ's III』ももいろクローバーZ(5,106DL)
14位『コリンズ』10-FEET(5,027DL)
15位『FINAL FANTASY XIV: ENDWALKER - EP3』(4,926DL)
16位『BLUE GIANT オリジナル・サウンドトラック』上原ひろみ(4,904DL)
17位『Indigo』RM(4,883DL)
18位『Sketch』幾田りら(4,714DL)
19位『コントラスト』Uru(4,666DL)
20位『strobo』Vaundy(4,663DL)

集計期間:2022年11月28日(月)~2023年5月28日(日)
※()内の数字は集計期間中のダウンロード数になります。

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