2013/05/23
90年代にシカゴを中心に盛り上がりを見せたエモ~ポストロック・シーンの雄、キャップン・ジャズのメンバーとしてその名を馳せ、現在ではジョーン・オブ・アークとして活動するキンセラ兄弟の弟マイクによるオーウェンの7枚目となる最新アルバム『ラミ・デュ・ププル』が6月19日に日本先行発売される。
キャップン・ジャズ、ジョーン・オブ・アークでは、ドラムを担当していたが、1999年にリリースされたアメリカン・フットボールの名盤『アメリカン・フットボール』で兄に勝るとも劣らない唄心の持ち主であることが広く知られることとなったマイク・キンセラ。アメリカン・フットボールとしては1作のみのリリースとなったが、その後も様々なバンドでプレイしつつ、自らの唄心を育み続け、新たなプロジェクト、オーウェンとして結実する。
これまでに6枚のアルバム、数枚のEP、スプリットなどをコンスタントかつマイペースにリリース。6度の来日を果たし、54-71、toe、二階堂和美、曽我部恵一、OGRE YOU ASSHOLE、group_inou、nhhmbase、COMEBACK MY DAUGHTERS、GELLERS、在日ファンク、シャムキャッツ、にせんねんもんだいらと共演し、Charaや坂本真綾もファンであることを公言するなど、日本でも確固たる人気と評価を誇るオーウェン。2013年に入り、自身がドラマーを務める新バンド、Their/They're/Thereの結成を発表、4月にはEPが発売されたばかりの彼の7枚目となるアルバム『ラミ・デュ・ププル』が完成した。
前作『ゴースト・タウン』から2年弱、いつもより一足早く真夏に届けられた本作は、前作同様、ボニー“プリンス”ビリー、アンドリュー・バード、アイアン・アンド・ワインなどを手掛けるニール・ストラウチをプロデューサーに迎えて、曲作りの初期の段階からニールとともにアイディアを出し合い、数か月かけてじっくりと練り上げるというまったく新たなアプローチで制作された。結果、これまでの作品のどれとも違う、鮮やかな彩りが施された1枚に仕上がり、女性コーラスや軽快なドラムなどを含むカラフルなアレンジメントの中から浮かび上がる滋味溢れるマイクの声が堪能できるものになっている。オーウェンとしてデビューして12年…コアは全くぶれずに、着実に進化を続ける異能マイク・キンセラが到達した新たな金字塔たる7thアルバムなのだ。
◎『ラミ・デュ・ププル』トラックリスト
01. I GOT HIGH
02. BLUES TO BLACK
03. LOVE IS NOT ENOUGH
04. COFFIN COMPANIONS
05. THE BURIAL
06. BAD BLOOD
07. WHO CARES?
08. A FEVER
09. WHERE DO I BEGIN?
10. VIVID DREAMS
11. THE BURIAL (ACOUSTIC DEMO)
12. CALL YOUR GIRLFRIEND (ACOUSTIC COVER ORIGINALLY DONE BY ROBYN)
◎リリース情報
『ラミ・デュ・ププル』
オーウェン
6月19日発売
2,300円(tax in)
※日本盤のみボーナス・トラック2曲収録、
歌詞・対訳付
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