2023/04/20 13:30
現地時間2023年4月14日~16日にかけて、米カリフォルニア州インディオにて野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アート・フェスティバル2023】のウィークエンド1が、ヘッドライナーにバッド・バニー、BLACKPINK、フランク・オーシャンを迎えて開催された。
ここでは、先日の来日公演も記録に新しいビョークのBillboard JAPAN特派員による現地レポートをお届けする。
ヘッドライナーのフランク・オーシャンを待つ観客を前に完全アウェイになると想像していた。というのも、この日ランチ中に相席になった20代ぐらいの男性は彼女の名前を“ブジョーク”と発音し、こちらの反応を見て“ボーク”と言い直しており、会場のキッズのビョークの知識レベルに驚くと共に少し心配になっていたからだ。
夕暮れ少し前の美しい時間帯に、ビョーク、指揮者のビャルニ・フリーマンに加え、ハリウッド・ストリング・アンサンブルという贅沢なメンツでライブは始まった。どこを切り取ってもビョークらしいパフォーマンスで、どんな状況だろうと最高のパフォーマンスを見せようという強い姿勢を貫いていた。800機以上のドローンを起用していたことも話題になっていたが、ステージ上には特に大きな仕掛けはないため、観客が非常に盛り上がるという瞬間は当然なかったが、終始温かい反応が感じられた。曲が終わるごとの「Thank you!」、「Gracias」というビョークお馴染みの挨拶も好意的に受け入れられていた。
本編が終わり、ビョークとビャルニがステージを去ると、客席からは「オーケストラ、オーケストラ」という声援が送られ、そこには1時間強に及ぶ素晴らしい演奏を行ったビョークとオーケストラへのリスペクトが感じられた。衣装を変えてビョークが再登場すると、「うわっ、ヤバい!」という声や歓声が上がり、“テクノの曲”と彼女が説明した「プルートウ」のオーケストラ・アレンジという挑戦的なパフォーマンスでセットを締めくくった。
Photo: Santiago Felipe (@santiagraphy)
Drone Photo: Courtesy of Coachella / C Wilson
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像







<コーチェラ2023現地レポ>フランク・オーシャン、多くの期待を背負った約6年ぶりのライブ
【コーチェラ2023】ジャスティン・ビーバー、フランク・オーシャンのパフォーマンスを称賛「深く感動した」
<コーチェラ2023現地レポ>BLACKPINK、アジア人初のヘッドライナーとして魅せた圧巻のステージ
<コーチェラ2023現地レポ>バッド・バニー、新たな歴史が生まれた白熱のカーニバル
<コーチェラ2023現地レポ>ラビリンス、ビリー・アイリッシュ登場の圧巻ステージで多彩な才能を発揮










