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2023/04/08

不正行為について警告、ライブ中に親友の妹と交流、ダフト・パンクの解散理由:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはザ・キュアーのロバート・スミスに関する話題から。現地時間2023年3月30日、ロバートが再びチケットマスターに関する警告を発信し、ダフ屋がアカウントのログイン情報を売ろうとする不正行為についてファンに知らせた。

 「転売屋によるあらたな不正に注意:チケットマスターの制限への抜け道としてアカウント情報を売却したり送付したりする様子が見受けられている。こういった形で入手されたチケットはすべて無効となり、費用は返金されない」とロバートは投稿し、さらにそれらの元のチケット代が人権団体のアムネスティ・インターナショナルへと寄付されることも付け足した。なお、チケットをどうやって管理し、この不正を行っている人物をどう見つけ出すかに関しては明かされなかった。

ザ・キュアーのロバート・スミス、チケットの不正購入に関してファンに警告


 セレーナ・ゴメスと妹のグレイシーが、先週土曜日の夜に米テキサス州アーリントンで行われたテイラー・スウィフトのライブに参加した際、約3時間にわたるショーの中で、テイラーが長年の友人であるセレーナの妹と交流する一幕があった。

 アーリントン公演の2日目にファンが撮影した動画には、テイラーがアルバム『レッド』に収録されている「22」のパフォーマンス中にステージの端まで歩き、セレーナの9歳の妹に挨拶すると、衣装の一部を手渡す様子が映っている。テイラーがステージの端に膝をつき、自身がかぶっていた黒のハットをグレイシーにプレゼントすると、グレイシーはお返しとしてテイラーに友情の証のブレスレットを渡した。

テイラー・スウィフト、ライブ中にセレーナ・ゴメスの妹とプレゼント交換


 ダフト・パンクの魅力の大部分は、そのミステリアスな匿名性だった。フランスのエレクトロニック・ダンス・デュオのパイオニアであるこの二人組は、特徴的な光るロボットのヘルメットの下から30年近く音楽制作を行ってきたが、2021年に活動を停止した。メンバーのトーマ・バンガルテルによると、彼とギ=マニュエル・ド・オメン=クリストが解散を決めた理由の一部は、テクノロジーの進歩にあったという。

 英BBCに対しトーマは、「(ダフト・パンクでは)機械には感じられないが人間には感じられる、非常に感動的なものを表現するために、機械を使おうとしていました。僕たちは常に人類の側にいて、テクノロジーの側にはいませんでした。このキャラクターは好きではありますが、自分たちの住む2023年の世界において、一番なりたくないのはロボットです」と述べている。

 単純で明確な答えを出すことを嫌った二人は、8分間の暗号のような「エピローグ」のミュージック・ビデオで解散を明らかにした。ロボットたちが荒野を歩き、片方が爆発するという内容の意味について二人からの説明はない。

トーマ・バンガルテル、ダフト・パンク解散の理由について語る


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、JIMINの「Like Crazy」が1位に初登場した。

 自身の所属するグループBTSとしては6曲のNo.1ヒットがあるが、メンバーのソロ曲および韓国人のソロ・アーティストとしては初の首位を獲得したJIMIN。なお、Hot 100では史上1,148曲目の首位獲得で、そのうち1位に初登場したタイトルとしては66曲目の快挙となる。韓国人ソロ・アーティストとしてのこれまでの最高位は、2012年にPSYの「江南スタイル」が獲得した2位(7週)だった。

 BTSのメンバー(ソロ曲)としては通算15曲目のランクインで、そのうちTOP20にエントリーしたのは「Like Crazy」が初の快挙。また、JIMINはTOP40に2曲目のランクインも果たしている。

【米ビルボード・ソング・チャート】JIMIN「Like Crazy」初登場1位、BTSメンバーによるソロとして初の快挙


 そして、アルバム・チャートではモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が4週目の首位を獲得した。男性アーティストのアルバムが初登場から4週以上首位を獲得したのは、2021年1月23日~3月27日付の10週を記録した前作『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』以来約2年ぶりで、Billboard 200での首位獲得週はその前作を含めて通算14週目に更新された。

 今週2位には、BTSのJIMINによる1stソロ・アルバム『FACE』が初登場。デビュー作の初登場の順位としては、2021年6月5日付で1位にデビューしたオリヴィア・ロドリゴの『サワー』以来の最高位となる。

 3位にはラナ・デル・レイの新作『ディド・ユー・ノウ・ザット・ゼアズ・ア・トンネル・アンダー・オーシャン・ブルバード』が初登場し通算9作目のTOP10入りを果たし、4位にはルーク・コムズの新作『ゲッティン・オールド』がデビューし、デビュー作から5作連続のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン4週連続首位、JIMIN/ラナ・デル・レイ/ルーク・コムズが続く


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