2013/05/17
グラミー受賞通算7回を誇るカントリー・トリオ レディ・アンテベラムのニューアルバム、『ゴールデン』が見事首位デビューを果たした5月25日付アルバムチャート。
2008年のデビューアルバム『レディ・アンテベラム』(4位)以来、コンスタントにアルバムをリリースし、2010年に『ニード・ユー・ナウ~いま君を愛してる』で初のNo.1を獲得、グラミー賞を受賞。続く3rdアルバム『夢の貴婦人(Own the Night)』でもNo.1を獲得し、本作で3作目の首位をマークした(初動枚数17万枚)。アルバムからの先行シングル「ダウンタウン」も、今週のHot100では48位にランクインしていて、アルバムの期待とプロモーションが見事に反映した結果といえる。今年のカントリー・ミュージック・アワードでは、4部門にノミネートされ、うち1部門を受賞している。
2位も初登場、映画「華麗なるギャツビー」のサウンド・トラックが、14万枚をセールスしてランクイン。レオナルド・ディカプリオが主演を果たしている話題作で、初動興行収入は50億を突破している大ヒット映画のサントラ盤ということもあり、ヒットした。本作には、ビヨンセ夫婦や昨年、シングルチャートで年間首位を獲得した、ゴティエ等が参加している。トップ3は全てが初登場で、3位にはナウ・シリーズの46作目『ナウ46』が10万枚を売り上げてトップ3入り。ヒット曲網羅のこの人気シリーズは、本作で連続30枚超えのトップ10入りとなり、ブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」や、ジャスティン・ティンバーレイクの「スーツ&タイ」等、2013年度春のチャートを賑わせたナンバーが揃っている。
3週目、首位、2位、4位と後退したが、未だ10万枚近くセールスを伸ばしているのが、マイケル・ブーブレの『トゥー・ビー・ラヴド』。“マザーズ・デイ”の贈り物として、セールスを伸ばしたということも要因にあるようだ。6月中にはミリオンセールスに達する可能性も高い。マイケル・ブーブレを挟み、5位も初登場。ピストル・アニーズの『アニー・アップ』が9万枚を獲得してデビューした。カントリー・シンガーのミランダ・ランバートがソングライターの友人を集め、トリオとしてセッションしたバンド。ディクシー・チックスを彷彿させるキュートなカントリーポップで、この時期にもピッタリのアルバムだ。登場7週目、激戦区の中トップ10内に居座るブレイク・シェルトンの奥方にあたるのがこの、ミランダ・ランバートで、夫婦揃ってのトップ10入りを果たした。
6位にはセカンド・シングル「ミラーズ」(3位)が大ヒット中のジャスティン・ティンバーレイク『20/20 エクスペリエンス』が4位から後退し、7位もホット・ショット・デビューアルバムがランクイン。ロッド・スチュワートの27枚目のスタジオ・アルバム『タイム~時の旅人~』がランクインした。昨年リリースされたホリデー・アルバム『メリー・クリスマス・ベイビー』(3位)が大ヒットしたこともあり、本作も高順位をマークした。ロッドにとっては15作目のトップ10アルバムで、ベスト盤やホリデーアルバム、ライブ盤を除けば、9作目のスタジオ・アルバム『スーパースターはブロンドがお好き』(1978年首位)以来、実に35年振りのトップ10入りとなった。
トップ10以下では、13位に米ABCテレビの人気ミュージカル・ドラマ、『ナッシュビル』のオリジナル・サウンドトラックがランクインしている。17位のナタリー・メインズはカントリーバンドのディクシー・チックスのメンバー。ソロ作品でのランクインとなった。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像