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2023/03/15 16:00

コートニー・ラヴ、【ロックの殿堂】入りした女性アーティストの少なさを批判「おっさんたちには飽き飽き」

 現地時間2023年3月10日、コートニー・ラヴがインスタグラムに数枚のスクリーンショットを投稿し、【ロックの殿堂】入りする女性アーティストのあまりの少なさを批判した。

 コートニーは、米国の女性史月間を祝う【ロックの殿堂】のプログラムを批判した作家のジェシカ・ホッパーによる同日のツイートを引用しながら、ホッパーの投稿のスクリーンショットに「このおっさんたちには飽き飽き」とキャプションをつけ、#fixtherockandrollhalloffame(【ロックの殿堂】を直せ)と書いている。

 ホッパーの投稿によると、【ロックの殿堂】入りを果たした719人のうち、女性はたった61人(およそ8.5%)しかいないという。彼女はさらに、【ロックの殿堂】における女性の割合は、「カントリー音楽専門ラジオでかかる女性アーティストの数(10%)や主要音楽フェスティバルの女性ヘッドライナーの数(13%)よりも低い」と報告している。

 これらの数字をまとめた作家に対し、コートニーは、「本当にありがとう @msjesshopp 誰かがこの計算をしてくれないかなって何十年も前から懇願してたんだよね」と綴っている。

 2020年にも米NPRが、その年の【ロックの殿堂】入り式典を前に、同様の割合(より低い割合だが)を報じた。この非営利のメディア組織によると、この年に殿堂入りした人のうち、女性は8%未満だった。

 ジャネット・ジャクソンも2019年の殿堂入りスピーチで、【ロックの殿堂】には女性が少なすぎると訴え、最後に、「【ロックの殿堂】にお願いします。2020年はもっと女性を受け入れてください」と締めくくった。 2020年のクラスには、故ホイットニー・ヒューストン、パット・ベネター、チャカ・カーン(ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーンとして)がノミネートされたが、殿堂入りしたのはホイットニーだけだった。

 コートニーが投稿した2枚目の画像は、彼女がデイヴ・グロールに送ったとみられるメッセージのスクリーンショットだ。デイヴは2014年にニルヴァーナで、そして2021年にフー・ファイターズで殿堂入りしている。彼女のメッセージは、「殿堂入り式典楽しんできてね、デイヴ。ティナ・ターナー&キャロル・キングの席は必ず押さえておいてね。二人とも30年!も殿堂入りの資格を持ち続けているし」と書かれている。ティナとキャロルは共に2021年のクラスでソロ・パフォーマーとして殿堂入りした。前者は1991年にアイク&ティナ・ターナーで、後者は1990年にソングライティング・デュオのゴフィン/キングの一員として殿堂入りしていた。

 2023年の【ロックの殿堂】には、ケイト・ブッシュ、シェリル・クロウ、ミッシー・エリオット、シンディ・ローパー、ジリアン・ギルバート(ニュー・オーダーとして)、メグ・ホワイト(ザ・ホワイト・ストライプスとして)の6人の女性がノミネートされている。殿堂入り選考の結果は5月に発表され、授賞式は秋に行われる予定だ。

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