2023/03/12
2023年3月8日公開(集計期間:2023年2月27日~3月5日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、ジャニーズWEST『POWER』が249,868枚を売り上げて首位を獲得した。
ジャニーズWESTの9thアルバム『POWER』には、シングルとしてリリースされた「星の雨」を含む11曲に加え、初回盤A、初回盤B、通常盤の各形態にそれぞれ異なるボーナストラックが3曲ずつ収録されている。同作は初週で249,868枚を売り上げ、昨年3月にリリースした前アルバム『Mixed Juice』の初週売上215,335枚を上回るセールスを記録した。
そして2位には、3月1日公開(集計期間:2023年2月20日~2月26日)のアルバム・セールス・チャートで首位を獲得したStray Kidsの日本1stアルバム『THE SOUND』が102,780枚を売り上げトップ3をキープ。さらに中島みゆきの44thアルバム『世界が違って見える日』が27,275枚を売り上げ、3位に続いた。
キャリアの異なる3組のアルバムが並んだ3月8日公開週のトップ3。本記事では同3作の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/122825/2)は、ジャニーズWEST『POWER』、Stray Kids『THE SOUND』、中島みゆき『世界が違って見える日』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また一般的なアルバムと比較するため、2023年に販売されたアルバムの地域別販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
まずジャニーズWEST『POWER』は、関東、近畿、中部と三大都市を有する地域の支持が高く、全グラフと似た比率となっている。前作までの動向と併せて見てみると、グループの出身地である近畿圏の割合が下がり続けており、その分全国的にファンベースが広がってきていると言えるだろう。(参考:【深ヨミ】ジャニーズWEST『Mixed Juice』3作連続首位獲得 直近アルバム4作の地域別販売動向を調査)
またStray Kids『THE SOUND』は、発売初週である3月1日公開週のデータを調査。関東と近畿の2地域だけで8割を超えるパーセンテージを占めている。Stray Kidsは2月にさいたまスーパーアリーナと京セラドーム大阪にてツアーのアンコール公演を開催しており、それらのライブの開催が最新作である今作のセールスにも影響したのかもしれない。
中島みゆき『世界が違って見える日』は、関東・近畿以外の地域がすべて全アルバムを超える数字となっており、全国的な支持の大きさがうかがえる結果に。特に甲信越、中部は全アルバムを2%以上上回った。中島みゆきは明日13日までタワーレコード新宿店9階 催事スペースにてポップアップショップを開催中。次週の動向にも注目したい。
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