Billboard JAPAN


NEWS

2023/03/11

MR.BIGがフェアウェル・ツアー開催、N.ミナージュがレーベル設立、BLACKPINKがギネス認定:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはMR.BIGに関する話題から。MR.BIGが、34年間に及ぶ活動に終止符を打つことを発表し、【The BIG Finish 2023/24】と題したフェアウェル・ツアーを行う。この日本公演が、2023年7月に開催されることが決定した。

 大ヒット作『リーン・イントゥ・イット』完全再現を含むベスト・ヒット公演となり、7月20日に愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール、22日に大阪・丸善インテックアリーナ大阪、そして25日に東京・日本武道館にて行われる。

MR.BIG、フェアウェル・ツアーの日本公演を2023年7月に開催


 現地時間2023年3月3日、ニッキー・ミナージュが自身のラジオ番組『Queen Radio』でレコード・レーベルを立ち上げることを発表した。この新レーベルには、Nana Fofie、Tate Kobang、Rico Danna、そしてLondon Hillが所属することが明らかになっている。

 「自分のレーベルができました」と話したニッキーは会社の名前は後日発表されることを仄めかした。「私が他のアーティストをプッシュする時、別に契約などしてなくても、私がどれだけのことをしてあげるかみんな知ってるでしょ?いざ自分のレーベルに所属することになったアーティストにはどれくらいのことをしてあげるか想像してみて?」と彼女は話した。

 また、ニッキーは長年の仕事仲間であるパティ・ローレン(aka パティ・デューク)がレーベルのA&Rを務めることも明かしている。

ニッキー・ミナージュ、自身のレーベルを立ち上げることを発表


 現地時間2023年3月8日、BLACKPINKが、Spotifyで最もストリーミングされた女性グループとしてギネス世界記録に正式に認定された。彼女たちの楽曲は、8,880,030,049回という驚異的なストリーミング数を叩き出している。

 K-POPガールズ・グループとして初めて【コーチェラ・フェスティバル】に出演した4年後となる2023年、BLACKPINKは同フェスティバルに凱旋し、アジア人初のヘッドライナーを務めることが発表されている。4人の出演は、現地時間4月15日と22日となっている。

BLACKPINK、Spotifyで最もストリーミングされた女性グループとしてギネス認定


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデの「ダイ・フォー・ユー」が1位を獲得した。

 「ダイ・フォー・ユー」は、2016年にリリースされたザ・ウィークエンドの3rdアルバム『スターボーイ』に収録された曲で、Hot 100に初登場したのはその『スターボーイ』がアルバム・チャート“Billboard 200”にデビューした2016年12月17日付の43位だった。Hot 100での首位獲得は、ザ・ウィークエンド、アリアナ・グランデいずれも2021年5月8日付でマークした両者のコラボレーション「セイヴ・ユア・ティアーズ」以来で、また首位獲得数も両者とも7曲目に更新した。

 今週7位には、カロルGとシャキーラによるコラボレーション「TQG」が初登場。シャキーラは、1月28日付で9位に初登場したビザラップとのコラボレーション・シングル「Shakira: Bzrp Music Sessions, Vol. 53」に続く6曲目、カロルGは自身初のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデ首位獲得、カロルG&シャキーラのコラボが初登場7位


 そして、アルバム・チャートでは、コロンビア出身のレゲトン・アーティスト=カロルGの『Mañana Será Bonito』が1位に初登場した。023年2月24日にリリースした『Mañana Será Bonito』は、昨年3月に発表した前作『KG0516』から約1年ぶり、通算4枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入り、首位獲得はいずれも自身初の快挙となる。

 『Mañana Será Bonito』は全編スペイン語で構成されていて、スペイン語によるアルバムがBillboard 200で1位を獲得するのは、昨年の5月から10月まで通算13週の首位をマークしたバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』(今週10位)以来となる。その他に全編スペイン語の作品が首位を獲得したのは、バッド・バニーの『El Último Tour Del Mundo』(2020年)の1作のみで、『Mañana Será Bonito』は史上3作目、女性アーティストとしては初のNo.1タイトルを獲得した。

 今週3位には、ゴリラズのニュー・アルバム『クラッカー・アイランド』が初登場。同作は、2020年10月にリリースした前作『ソング・マシーン:シーズン1−ストレンジ・タイムズ』から約2年半ぶり、通算8枚目のスタジオ・アルバムで、約5年ぶりのTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】カロルG首位デビュー、ゴリラズが初登場3位


その他今週の注目ニュース
ハリー・スタイルズ、ワン・ダイレクションTシャツを着た姿を投稿も即削除
ビリー・アイリッシュ、スマホからSNSアプリを全部削除した理由を語る
ニッキー・シックス、モトリー・クルーの50周年まで活動を続けることを示唆
【2023 iHeartRadio Music Awards】テイラー・スウィフト、<イノベーター・アワード>受賞へ
バッド・バニー、「Soy Peor」MV再生回数が自身10作目となる10億回を突破

関連記事