『LUDAVERSAL』というタイトルに決まったニュー・アルバムの制作をスタートさせたばかりのアトランタ出身のラッパーLUDACRISだが、今の段階で明かせるのは「THE NEPTUNESと共に複数の楽曲を手掛けている」ということだけで、Billboard.comに対して「まだスタートしたばかりだから、作品の方向性とか、そういう細かいについてあまり多くは語りたくないんだ。公表できるのは時間の問題だと思うけど、性急な発言をしてファンに誤った印象を与えるのは避けたいからね」とコメントしている。

LUDACRISは今年3月、現在のアルバム『BATTLE OF THE SEXES』をBILLBOARD 200 CHARTとRAP ALBUM CHARTでそれぞれ初登場No.1に送り込んだばかりだが、次のアルバムも同様に複数のプロデューサーたちに加え、ハングリー精神あふれる新進気鋭の才能あるアーティストたちを多数起用するそうで、「俺は差別はしない主義だ。大物プロデューサーを起用することはもちろんだが、ストリートに出て自らの目と耳で人材を発掘し、ハングリーな奴らを見つけて起用する。それが俺のやり方だ。とにかく最高の人材を揃える。それが最も大切なことだ」と語っている。

一方、3月にリリースした最新作『BATTLE OF THE SEXES』は今なお力強い動きを見せており、すでにゴールド・ディスクを獲得。現在はTREY SONGZとのコラボ曲がセカンド・シングルとしてヒット中で、「アルバムに対する反応や仕上がりそのものに、すごく満足している。あのアルバムは、俺が今の音楽業界に吹き込みたいと思っていた要素を凝縮した作品だし、自分がやってみたいと思っていたことを実現した1枚だ。女のMCと男のMCがそれぞれ違った題材について火花を散らすといった内容で、かなりチャレンジ要素のある作品だったが最終的にはうまく形になったと思う」とLUDACRISはコメントとしている。

同アルバムからは、LIL SCRAPPYをフィーチャーしたサード・シングル「EVERYBODY DRUNK」が間もなくリリースされる予定で、この曲は昨年LUDACRISがノルウェーの蒸留酒メーカーBIRKEDAL HARTMANNと共に立ち上げたコニャックのブランドCONJUREのプロモーションにも使用されるとのことだ。また俳優としての仕事も多忙で、今年公開の『REPO MEN』に続き、来年の6/10に公開予定の『THE FAST AND THE FURIOUS FIVE』の撮影がアトランタとプエルトリコでスタートするとのことだ。