2023/02/20
2023年2月17日、存命ならば51歳の誕生日を迎えていた故テイラー・ホーキンスをフー・ファイターズが偲んだ。「Miss you so much(すごく会いたいよ)」と添えられたインスタグラムの写真には、穏やかな表情でカメラを直視するテイラーの写真と、背景にドラム・キットが写っている。
テイラーは2022年3月下旬にコロンビア・ボゴタのホテルの部屋で50歳という若さで死亡しているのが発見された。彼の死はバンドのSNSを通じて声明で発表されたが、現在までのところ、死因は公式に発表されていない。
大晦日の投稿で、バンドは2022年に直面した困難に触れると同時に未来へ向けた心構えをファンと共有していた。Twitterに投稿されたメッセージで彼らは、「私たちのバンドが知る中で最も困難で悲劇的な年に別れを告げようとしている中、私たちが最も愛し、大切にしている人々、そしてもう一緒にいない愛する人たちにどれだけ感謝しているかを思い起こします」と綴っていた。
「フー・ファイターズは27年前、音楽が持つ癒しの力と人生の継続を表現するために結成されました。そして過去27年間、ファンは世界中にコミュニティを築き、献身的なサポート・システムを構築し、そのおかげで私たち全員が最も困難な時期を一緒に乗り越えてきました。音楽を通して喜びと痛み、希望と恐怖を分かち合い、共に人生の合唱をする場所です。テイラーがいなければ、私たちはこのようなバンドになっていなかったでしょうし、テイラーがいなければ、今後別のバンドになることが分かっています」とバンドは続けていた。
テイラーが亡くなってからの数か月の間に、フー・ファイターズは彼を偲び、オール・スターによるトリビュート・コンサートを2回開催した。英ロンドンと米ロサンゼルスで行われたこの公演には、トラヴィス・バーカー(ブリンク182)、ポール・マッカートニー、マイリー・サイラス、リアム・ギャラガー、ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)をはじめとする数多くのアーティストが出演した。
フー・ファイターズは先日、テイラーの死後1年間の沈黙を破り、【Boston Calling】(5月26日)、【Sonic Temple】(5月28日)、【Rock Am Ring】(6月2日)、【Rock Im Park】(6月4日)、【Bonnaroo】(6月18日)、【Harley-Davidson Homecoming】(7月15日)、【FUJI ROCK FESTIVAL】(7月28-30日)、【The Town】(9月9日)と【Sea.Hear.Now】(9月17日)など、多くのフェスティバルでの日程を公表した。これらのステージで誰がドラムを演奏するかはまだ発表されていない。
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