2023/02/19 14:00
2023年2月20日付のBillboard JAPAN週間“Top Albums Sales”で、OCTPATH『Showcase』が57,183枚を売り上げ首位を獲得した。(集計期間2023年2月6日~2月13日)
『Showcase』はオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』出演した元練習生により結成されたOCTPATHの1stアルバムで、これまで発売されたシングルの表題曲「IT’S A BOP」「Perfect」「Like」や、音源化を待ち望まれていたファンソング「Best Shot」を含む全11曲を収録している。
ここでは、OCTPATH『Showcase』の販売動向を、SoundScanJapanのデータを元に調査した。
まず、『Showcase』の初週の実店舗で販売された地域別の販売比率をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/122059/2)である。また、一般的なアルバムの地域別の販売比率と比較するため2023年に販売されたアルバムの地域別の販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
このグラフから、まず目につくのは関東地方の比率の高さで、実に89.6%を関東地方で販売しており、全アルバムの42.8%と比較してもかなり大きな数字となっている。関東地方に次いで販売比率が高いのは、近畿地方の3.9%(以下全アルバム:15.4%)、中部地方3.7%(11.4%)、九州地方0.9%(7.4%)となっているが、これら関東地方を除いた上位の地方でも全アルバムより下回り、関東地方に集中しているのがわかる。また、都道府県別にみても東京都が全体の87.2%(全アルバムは23.1%)と、東京都に人気が集中している結果となっている。
逆に言えば西日本や北海道地方・東北地方等、まだまだファンが増える余地が大いにあり、東京以外の地域で今後人気を獲得していけば、さらなる飛躍が望めるということである。
1stアルバムで、いきなりの首位獲得したOCTPATHだが、今後は東京都以外の地方でどれだけ人気を獲得できるかにかかっていると言えるだろう。これからのOCTPAHの活躍に注視したい。
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