2023/02/15 11:00
今週、米フォーブスが、昨年世界で最も稼いだエンターテイナー10名のリストを発表し、その収入は合計で13億ドル(約1720億円)以上に及ぶことがわかった。
ランキングを制したのは、ジェネシスとスティングで、楽曲の権利を売却したことにより、それぞれ2億3000万ドル(約305億円)と2億1000万ドル(約278億円)を稼いだ。ジェネシスは、昨年9月にコンコード・ミュージック・グループに3億ドル(約398億円)で音楽著作権を売却し、2022年のランキングのトップに立った。スティングは、昨年2月にソロとザ・ポリスの両方の音楽カタログをすべてユニバーサル・ミュージック・グループに売却し、3億ドルを稼いだ。これは、手数料を引く前の額となっている。
その他の主要アーティストでは、テイラー・スウィフトが9,200万ドル(約122億円)で9位にランクインした。米フォーブスによると、フィジカル・セールス、ストリーミング、デジタル・ダウンロード、ライセンス、シンクロ権などが、彼女の昨年の主な収入源となったそうだ。
プエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニーは、8800万ドル(約116億円)で10位となった。大規模な【Último Tour Del Mundo】と【The World's Hottest Tour】に加え、コロナビール、チートス、アディダスとのスポンサー契約が、彼の経済的成功の大きな要因といえる。
なお、テイラーは、2022年12月に米フォーブスの「世界で最もパワフルな女性100人」に選ばれ、79位にランクインしていた。最新アルバム『ミッドナイツ』、再録アルバム『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』と『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』の成功に加え、彼女の政治的な影響力と昨年11月の【The Eras Tour】のチケットの販売を巡るトラブルが注目された。
テイラーは、米ビルボードが毎年発表する音楽印税と興行収入ランキング“Money Makers”の2021年版で世界一となっていた。
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