Billboard JAPAN


NEWS

2023/01/19

スクリレックス、35歳の誕生日に2022年を振り返る「人生で一番キツかった1年」

 スクリレックス(本名:ソニー・ムーア)が、2023年1月16日に35歳の誕生日を迎え、ここ数年で直面してきた困難についてツイッターに投稿した。

 「多くの人がそうだったように、2022年は自分の人生で一番キツかった。人生で初めてモチベーションや目的がゼロになった」と彼は語りはじめ、「母親が数年前に亡くなった。ちょうど南米の【ロラパルーザ】ツアーの2日目だった。結局その事実をうまく受け入れられず、酒で心の痛みを紛らわしながら前に進んできた」と説明した。

 彼はさらに「よく“どこ行ってたの?”とか“なんで消えてたの?”という妥当な質問を聞かれる。さっき言った様に、2022年は自分にとって避けられない転換期だった。すべてをストップさせる必要があったんだ。自分のプロジェクトやキャリアは特にそうだった。正直に話すと、【Sunset Music Festival】と【Movement Music Festival】をキャンセルしたのは作品のためじゃない。自分自身と向き合うためだったんだ」と語った。

 ただ、ソニーによるとそれらの内面的な問題に向けた努力は実を結んでいるとのことで、「4、5年ぶりに新たな心の平穏を得ることができた。ここまで来るのに多くの努力と犠牲が必要だったよ。これが俺の皆への誕生日ツイートだ。自分にとって35歳になることは“絶対に気にしなくていい事柄も存在するし、それらを気にしなければより自由になる”と気づくことだった。太陽の周りを35週、そしてもう気にしない事柄に乾杯だ」と明かした。

 ソニーは最後に、「皆からの長年のサポートは自分にとっての全てだ。これからも自分と向き合い続けて、コンサートをキャンセルして身を隠すような状況にならないようにする。賢明な@BibiBourellyの言葉を借りると、“確かに最悪な状況だけど、そこまで悪くない”」という言葉で一連の投稿を締めくくった。

 スクリレックスは1月上旬にフレッド・アゲインとフロウダンとの不気味なコラボ曲「Rumble」をリリースする形で新年に足を踏み入れ、さらにはその後、両者と英ロンドンのエレクトリック・ボール・ルームでサプライズ・パフォーマンスを披露した。「Rumble」は1月14日付の米ビルボード・ダンス/エレクトロニック・ソング・チャート“Hot Dance/Electronic Songs”に15位で初登場し、その翌週には通算6曲目となるトップ10入りを果たした。

スクリレックス その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    JO1、ワールドツアー開催を発表「ここから世界に羽ばたいていきます」

  4. 4

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  5. 5

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

HOT IMAGES

注目の画像