2022/12/18
2017年「このマンガがすごい!」ランキングで1位を記録した『金の国 水の国』が、2023年1月27日より劇場公開を迎える。
賀来賢人と浜辺美波が声を務め、戸田恵子、神谷浩史、沢城みゆき、木村昴らが出演する本作の音楽を担当したのは、アニメ『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』シリーズや大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を手掛けてきた作曲家のEvan Callだ。テーマ曲をオーディション番組『今夜、誕生!音楽チャンプ』でグランドチャンプを獲得した琴音が歌う。
Evanは映像音楽を中心に、楽曲提供、作詞、歌唱など、幅広く活躍。彼が担当した作品を見ていたという監督の渡邉こと乃は、「(アニメ映画)『ジョゼと虎と魚たち』の透明感、寄り添う感じがすごく合っていて。この方にお願いしたらすごく面白くなるだろうと思いました」と起用理由を明かす。
広大な砂漠に君臨する裕福な商業国家<金の国>と、貧しいが豊かな水と緑に囲まれた<水の国>。敵対する2つの国を舞台とする本作において、Evanは「2つの国で異なる文化があるため、それぞれの国をイメージした楽器を使い分けました。<金の国>は中東、<水の国>はモンゴルやチベットの雰囲気です。トプシュールというモンゴルの楽器やサズというトルコの楽器の他にもいくつかの民族楽器や、日本では売っていない楽器も使用しました」と、こだわりを明かしている。
また、テーマ曲を作曲したEvanは琴音の起用について、「ボーカリスト候補の中から、『この声だ!』と思ったのが琴音さん。表現力が素晴らしくて、迫力がありつつ繊細で感情が沸きあがるような歌い方もできる人でした」と、そのたたずまいを絶賛する。渡邉監督やプロデューサーも琴音の歌声に聴き惚れ、「彼女しかいない」と満場一致でオファーが決まったそうだ。琴音が歌うテーマ曲のひとつ「Brand New World」は、12月12日に行われた本作のジャパンプレミアで初披露。現在、本曲のレコーディング映像が公開されている。
琴音は「この映画は音楽も素敵で演奏も鮮やかで、サーラ(浜辺)とナランバヤル(賀来)のやりとりもすごく胸を打つと思います。歌もそれらに寄り添うように歌わせていただいたので、コラボレーションをぜひ味わっていただけたら」とコメント。
劇中歌「Brand New World」「優しい予感」「Love Birds」をはじめ、全47曲を収録したアルバム『映画「金の国 水の国」オリジナル・サウンドトラック』は2023年1月25日にリリース、「Brand New World」は1月11日に先行配信される。
◎公開情報
『金の国 水の国』
2023年1月27日(金)より、全国公開
原作:岩本ナオ『金の国 水の国』(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
監督:渡邉こと乃
声のキャスト:賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子、神谷浩史、茶風林、てらそままさき、銀河万丈ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 岩本ナオ/小学館 (C) 2023「金の国 水の国」製作委員会
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