2013/04/26
4年半振り、5作目のスタジオアルバムとなるフォール・アウト・ボーイの『セイヴ・ロックンロール』が、No.1デビューを果たした5月4日付アルバムチャート。
約15万枚を記録して、2007年2月にリリースされた3作目『インフィニティ・オン・ハイ』以来、6年振りの首位獲得となったフォール・アウト・ボーイ。スタジオ・アルバムとしては5作目で、インディーズ・リリースとなった2003年のファーストアルバムを除けば、セカンドアルバムから4作連続のトップ10入り(『フロム・アンダー・ザ・コーク・ツリー』が9位、『フォリ・ア・ドゥ』が8位)している。先行シングルとしてリリースされた「マイ・ソングス・ノウ・ホワット・ユー・ディド・イン・ザ・ダーク」も好調で(今週15位)、本作『セイヴ・ロックンロール』は27ヶ国のiTunesチャートで首位を獲得する大ヒットとなっている。
そんな絶好調なフォール・アウト・ボーイに僅差で首位を逃したのが、キッド・カディ。約1万枚差で惜しくも2位デビューとなったが、2009年のデビュー作『マン・オン・ザ・ムーン:ザ・エンド・オブ・デイ』が4位、2010年のセカンドアルバム『マン・オン・ザ・ムーン2 レジェンド・オブ ・ミスター・ラジャー』が3位、本作『インディカッド』で2位デビューと、リリース毎順調にアルバムのランクをアップさせる勢いをみせている。2年半振りとなる3作目には、現在のラップ界を担うエイサップ・ロッキーや同郷のRZA、更に90年代のチャートを制覇したマイケル・ボルトンという異色のゲストも迎えた“すべてがネクスト・レベル”と自身が語る意欲作。リル・ウェイン、タイラー・ザ・クリエイターに続き、ヒップホップ界からの新作が週毎に上位デビューし続けている。
200万枚突破も間近のジャスティン・ティンバーレイク『20/20 エクスペリエンス』が3位に、こちらも相変わらずの人気で4位に停滞中のブレイク・シェルトン『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー』が続き、5位にはヤー・ヤー・ヤーズの『モスキート』が初登場で初のトップ10入りを果たした。ニューヨーク出身のオルタナティヴ・ロック・トリオで、前作『イッツ・ブリッツ!』の最高位22位から大幅にランクアップし、5位にデビュー。アルバムリリースに向けてテレビ番組の出演も意欲的にこなし、「サクレッジ」やタイトルトラックのストリーミング回数も好調だったことから、アルバムセールスに繋がったのだと思えわれる。
6位のバンド・ペリーや7位のブラッド・ペイズリー等、トップ10以下も相変わらずカントリー勢が好調。そんな中、トップ10内に返り咲いたのが、16位から9位に上昇したマックルモア&ライアン・ルイスの『ハイスト』、そして10位に4ランクアップしたP!NKの6作目『トゥルース・オブ・ラヴ』。もちろん、2作共にシングルヒットの影響がアルバムセールスに反映した結果で(P!NKの「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」が今週首位、マックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」が2位、「スリフト・ショップ」が3位)、以下13位のブルーノ・マーズや23位のファン等、ヒットシングルが収録されたアルバムは相変わらず好調だ。
11位にクリスチャン系ヒップホップ・アーティスト、アンディ・ミネオのデビュー作『ヒーローズ・フォー・セール』、そして17位にはサラ・ブライトマン、4年振りのニューアルバム『ドリーム・チェイサー』がデビューしていて、以下トップ50位までで、16作が初登場作品となった。次週は、先行シングルが好調のウィル・アイ・アムの新作『#ウィルパワー』の上位にランクインがすでに確定している。
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