2022/11/04
【グラミー賞】を計10回受賞しているボーカル・グループ、マンハッタン・トランスファーがニュー・アルバム『フィフティ』の日本盤SHM-CDをリリースした。
結成50周年を記念して制作された『フィフティ』はドイツのケルン放送管弦楽団、【グラミー賞】受賞者のホルヘ・カランドレッリ、ヴィンス・メンドーザなどの交響楽団編曲者、アマンダ・テイラーなどのボーカル編曲者とともにマンハッタン・トランスファーのヒット曲をオーケストラ仕様でレコーディングした作品となっている。また彼らの名曲「Chanson D'Amour」、「Twilight Zone / Twilight Tone」、「The Man Who Sail Around His Soul」は新たに編曲された新バージョンとなっている。更に、ジョージ&アイラ・ガーシュウィンの「The Man I Love」(グループ初録音)とビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る」という不朽の名曲のカバーも収録されている。CDのブックレットには、共同創設者であるアラン・ポールによるライナーノーツが掲載されており、マンハッタン・トランスファーの比類なき業績について振り返っている。
シングル「Twilight Zone/Twilight Tone」について、バンドの共同創設者アラン・ポールは「この曲は、シェリル・ベンティーンがローレル・マッセーに代わって加入し、私たちがアルバム“エクステンション”を作った時の、マンハッタン・トランスファーの第二の転換期を象徴しています。アルバムのプロデューサーだったジェイ・グレイドンと私は、“トワイライト・ゾーン”のテーマをもとに“トワイライト・トーン”を書きました」とオリジナル曲を制作した当時を振り返っている。
コロナ禍によるロックダウン中に複数の地域でレコーディングされた今作は、2020年1月にマンハッタン・トランスファーがケルン放送管弦楽団とケルンでコンサートを行った後にインスピレーションを得て制作された作品となる。アラン・ポールは「グループとシンフォニーのコラボレーションは、とても爽快で楽しい体験だったので、みんなでレコーディングをやったら素晴らしいだろうと思った」と振り返っている。しかし、コロナによるパンデミックによって各国間の往来が停止されると、事態は少し複雑になり、ヴォーカル・プロデューサーのデイヴ・トーマス(テイク6)の指導のもと、リズム・セクションは米ニュージャージーとマンハッタンで録音し、交響楽団は西部ドイツ放送のスタジオで各パートを分離して作業するなど、段階的に録音を完成させた。
アルバムの選曲について、アランは「50年にわたる我々の音楽の重要な変遷を表すような曲を選びたかった。かなり手ごわい仕事だった。僕らが興味を持ったのは、グループの歴史の中で重要な瞬間を表すような曲や、必ずしもヒット曲ではないけれど、僕らが本当に好きな曲を選ぶことだったんだ。また、これはコラボレーションなので、シンフォニーにインスピレーションを与え、うまく機能するような曲を選ぶことも重要な事でした」と語っている。
◎リリース情報
アルバム『フィフティ』
2022/11/2 RELEASE
UCCO-1239 2,860円(tax incl.)
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