2022/11/03
グレープ(さだまさし&吉田政美)が、結成満50年の2022年11月3日に【GRAPE 50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサート】を開催した。
グレープは、高校生の時に知り合った、さだと吉田の二人が、のちに長崎で再会し、1972年に結成。1973年にシングル『雪の朝』でレコードデビューし、「精霊流し」をはじめとするヒット曲を世に多数放つも、1976年春に解散した。そして今回の復活コンサートは、1976年3月26日に行われた【グレープ・ラストコンサート】の会場だった神田共立講堂で開催され、同時生配信も実施。二人は1991年に”レーズン”の名前で復活を遂げたほか、さだまさしのソロコンサートのステージ上やイベントなど短尺でのグレープ復活はあったものの、今回のようにグレープ名義で単独コンサートを開催したのは、約46年半ぶりとなった。
ステージでは、長い付き合いならではの息ピッタリトークで会場を沸かし、「紫陽花の詩」とデビュー曲「雪の朝」を続け、バンドメンバーも参加して「殺風景」など4曲を披露。そして、アルバムを制作していることを明かし、制作中の新曲2曲(「ゲシュタルト崩壊(仮タイトル)」「天人菊(仮タイトル)」をサプライズ披露した。
さらに、グレープ50周年を祝してグレープジュースで乾杯し、2023年2月15日に47年ぶりの4枚目となるオリジナルアルバムをリリースすることを発表した。その後コンサートは「縁切寺」「無縁坂」といった代表曲をもって本編が終了し、Wアンコールまで続いた。最後のMCでさだが「ギター弾きっぱなしで、吉田も自分も指がヘロヘロ、昨日から首も回らない。借金以来です」と笑いを誘いつつも「またアルバム完成記念とかって言って(コンサート)やるからさ!!」というと、吉田が「でも今日のコンサート、一夜限りって謳ってるじゃない!」とすかさず指摘、対してさだは「今日のは夜じゃなくて白昼のコンサートだからさ!」とコメント。その後ラストソング「19才」をもって、2時間半にわたったグレープ復活コンサートは幕を閉じた。
なお、発売が発表されたニューアルバムは、さだの音楽活動50周年の第1弾アイテム。この日披露された新曲に加え、代表曲「精霊流し」「縁切寺」「無縁坂」のセルフカバー新録音3曲などが収録される。詳細は追って発表予定。
◎リリース情報
アルバム「タイトル未定」
2023/2/15 RELEASE
<通常盤>
VICL-65764 / 3,500円(tax out)
Photo by 田中聖太郎
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