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2022/10/20

ジャック・ブラック、末期患者の少年ファンのために『スクール・オブ・ロック』の楽曲を歌唱

 コメディ・ロック・デュオ、テネイシャスDのメンバーとしても知られる俳優のジャック・ブラックが、15歳のファンにロックなサプライズをプレゼントした。

 米ロサンゼルスの周辺地域で、末期患者の子どもたちにエンド・オブ・ライフケアを提供しているホスピス・プログラムのチャリティ・イベント【Layla Paige and Friends Walk for TinityKids Care】に参加したジャックは、自身の大ファンである15歳の少年エイブラハムと対面した。末期患者である彼は、2003年にジャックが出演した『スクール・オブ・ロック』を好きな映画に挙げていた。

 同作でエイブラハムが一番好きな楽曲が「The Legend of the Rent」だと知ると、ジャックは彼の手を握り、歌詞の一部を歌唱した。さらには、曲のギターフレーズもスキャットで歌唱し、エイブラハムとある種のコール・アンド・レスポンスで盛り上がった。

 ジャックは『スクール・オブ・ロック』でロッカーから教師となるデューイ・フィンを演じ、その演技で【MTVビデオ・ミュージック・アワード】の<最優秀コメディ・パフォーマンス賞>を受賞した。また、【ゴールデン・グローブ賞】では<最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)>にもノミネートされた。

 今回ジャックが参加したチャリティ・イベントは、治療不可の脳障害によって2歳という若さで他界した、故レイラ・ペイジの人生を祝うために毎年開催されている。レイラがエンド・オブ・ライフケアを受けていたTrinityKids Careについて「彼女に対するケアだけでなく、彼女の家族やきょうだいのルークに対しても素晴らしい心理的サポートを提供していた」とジャックはイベントを告知する動画でコメントしている。

 なお、テネイシャスDは12月30日と31日の大晦日にラスベガスにあるヴァージンホテルズ・ラスベガス・シアターで公演を行う予定となっている。

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