2022/10/14 18:00
米ビルボードが、2007年より開催する【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』がスタートした。
アメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、今年は3月に開催されている。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとしてローンチした。
日本版プロジェクトを立ち上げたBillboard JAPANの高嶋直子編集長が登場したvol.0に続き、常にジェンダーや年齢、国籍など様々なカテゴリーを越境するメッセージを発信してきたラッパーのあっこゴリラのインタビューが公開された。
ジェンダーバイアスやジェンダーギャップを意識するようになったのは、MCバトルへの出場だったと語ったあっこゴリラは、「相手が女というだけで少数派だし、ただ“女性であること”がフックになってしまう。それに対してアンサーしているうちに、徐々に自分の中にもともと持っていた違和感を言葉にするようになった」と明かしている。
また、フェミニストであることを発信するようになった経緯について、“一度その言葉の意味を自分の頭で考えて捉え直す作業”を行った結果、「自分の頭で考える、自分になるということが、私にとっての“ヒップホップ”なので、フェミニストだと公言するようになったことは、自分にとっては真面目にヒップホップした、という感覚なんです」と解釈している。
他にも、女性比率が少ない音楽業界におけるハードル、活動の支えについて語られている。インタビュー全文は、特集ページにて公開中だ。
Photo: Kae Homma
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