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2022/09/30

<レポート>INI、【「M」COMEBACK SHOW】でMINIへの愛を叫ぶ「だぁいすき!」

 9月28日、東京都内にて【INI 3RD SINGLE「M」COMEBACK SHOW】が開催された。8月24日にリリースされた3rdシングル『M』の収録曲のパフォーマンスのほか、トークやゲーム、サプライズ発表も行なわれた同イベントの様子をレポートする。

 青い照明に照らされたステージに姿を現した、INIメンバーたち。『M』タイトル曲の「Password」でイベントがスタートする。田島将吾が〈I don't know myself〉と歌い出すと、思わず会場からは歓喜のため息が漏れ出る。力強いダンス、伸びやかな歌声、クールなラップ……と、INIの良さが一気に伝わるパフォーマンスだ。これまで何回もパフォーマンスしてきた楽曲だからだろうか、11人の息の合ったダンスにも目を奪われる。続けて、初披露となる「Shooting Star」へ。11人ならではのフォーメーションが迫力満点だ。

 全力のパフォーマンスが終わると、「Log in to us! INIです!」と声を揃えるメンバーたち。息が上がっているメンバーもおり、気合いを入れてパフォーマンスしたことが伝わってくる。進行役の木村柾哉が「みんな盛り上がってますか~!」と問うと、会場からは拍手が起こる。さらに、松田迅が「Shooting Star」の一節を歌ったり、藤牧京介が「最高です!」と声を張ったりと、メンバーたちも盛り上がっている様子だった。ここで改めて、ひとりずつ自己紹介。さらに「Password」のMVが1000万再生を突破したことを受け、「MINI(INIのファンの呼称)の皆さんは、『M』のことを知り尽くしたと思ってると思うんですよ。でも、まだ甘い! 知らない情報がまだたくさんあります」と木村が言うと、『M』活動期間のエピソードトークが始まる。ラフミックスを聴く髙塚大夢と許豊凡、うたた寝している尾崎匠海、ソファーに突っ伏す後藤威尊、MV撮影中の西洸人、松田、池﨑理人、佐野雄大、カフェでくつろぐ田島、誕生日を祝われている藤牧など、モニターに映し出された写真とともに思い出を振り返った。

 ここで、尾崎が「君に全部の星をプレゼントするよ!『Shooting Star』玉入れゲーム!」とカメラにキラキラの笑顔を見せながらコールをするとゲームコーナーへ。“ゲームマスター”の田島の説明によると、「2チームに分かれて玉入れをしてもらいます。より多くの玉を相手チームのかごに入れたほうが勝利。勝者チームは敗者チームにお願いごとをして、敗者チームはその場で願いを叶えてあげてください。ただし、かごを背負った各チームの代表者はBGMが流れている間、踊って妨害してください」とのこと。さっそく許、髙塚、木村、西、尾崎のShootingチーム、池﨑、後藤、松田、藤牧、佐野のStarチームに分かれてゲームスタート。まずは「上手すぎるからゲームには参加しない」という田島がお手本を見せるものの、あえなく失敗。しかし、松田から「リハでは2回連続入っていたのに」とタレコミがあり、田島は「ありがとうね」と笑顔を見せていた。先攻はShootingチーム。かごを背負ったStarチーム代表の池﨑は激しく踊り、玉を入れられるのをうまく妨害する。続いてStarチームはShootingチーム代表の許が背負うかごを狙う。スタート直後こそ大量に玉を入れられてしまっていたが、途中から許は大暴れ。先程のパフォーマンス以上に激しく踊り、見事チームを勝利に導いていた。勝利したShootingチームのお願いは「MINIのみんなに、ひとりずつ愛を叫ぶ。めちゃめちゃぶりっ子で」(木村)。佐野から「柾哉くんほんまに悪いよな!」と抗議の声が挙がっていたが、全力でやり抜くStarチーム。最後、佐野が「MINIのこと、だぁいすき! テヘ」とキメると、メンバーは「天才や」「こいつがキングや」と大盛り上がりし、ゲームが終了した。

 ステージ上に散らばった星型の玉をスタッフが片付けている間、しばしトークタイム。田島が流れ星に願い事をしたことがあるか西に問うと、「犬が飼いたい」と願い事をしたが実際には飼えなかったという答えが。さらに、どんなお願い事をしてみたいか聞かれた佐野が「透明人間になりたい」と早口で3回答えると、なぜかざわついてしまう。想定外の事態に「今の全部無しにして(笑)」と笑いを誘っていた。その間も、隙きあらばMINIへ手を振ったり、うちわに書かれているリクエストに答えたりするメンバーたち。彼らのホスピタリティマインドの高さが垣間見えていた。

 「僕が『M』の中で一番好きな楽曲です」(後藤)、「次のパフォーマンスも初披露となります」(髙塚)という曲振りで始まったのは、「STRIDE」。爽やかな楽曲に合わせて笑顔を見せたり、メンバーどうし目を合わせたりしながら楽しそうにパフォーマンスをしていく。縦一列や横一列のフォーメーションも印象的で、歌詞の内容のようにINIの結束力の強さのようなものが感じられた。

 パフォーマンスが終わると、ここで「大事なお知らせがあります」(木村)とVTRが流れる。そこに記されていたのは、アリーナツアー【2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR BREAK THE CODE】の詳細情報。会場も発表されたが、大阪城ホールやマリンメッセ福岡の名前が表示されると、客席は歓喜に包まれる。さらに西からツアーコンセプト、髙塚から日程と会場、許からチケット発売日を告知。出身地を回ることになる佐野は「大阪ただいまーってやりたい」、池﨑は「アーティストさんを見に行ったことがあるあこがれの場所。ありがとう、MINI」と嬉しそうに語っていた。さらに、10月23日深夜1時25分から、初の冠バラエティ番組『INIの推しごとです!』(日本テレビ系/Hulu)がスタートすることも発表。喜ぶメンバーたちへ、MINIからは大きな拍手が送られていた。

 ここで惜しまれながらも最後の曲へ。まだ曲名が言われていない中、後藤が思わず「『Miror』ポーズ作っちゃう?」とフライングしてしまうハプニングがあったが、「心温まる曲となっています。この曲を通して皆さんが自分と向き合うきっかけになったらいいなと思います」(藤牧)と「Miror」が始まる。椅子に座って伸びやかな歌声を響かせるメンバー。オレンジ色の照明も相まって、どこかあたたか気持ちになった。と同時に、ボーカル陣の歌唱力の高さを改めて実感することができたパフォーマンスであった。

 最後はひとりずつ挨拶。「楽しい思い出が増えて嬉しいです。これからもよろしくお願いします。みんな、大好きです」(佐野)、「こういう機会で、ちゃんとありがとうを伝えたいなと思います。本当に、本当に、いつも応援ありがとうございます」(尾崎)、「初めて座ってハンドマイクを使って歌を届けることをしたんですけど、いつものダンス&ボーカルとは違った良さが出たのかなと思いました。ありがとうございました」(藤牧)、「今『Miror』を歌ってて、嬉しいなっていう気持ちと、ありがたいなって気持ちでいっぱいになりました。3rdシングル以降でも皆さんをいろんな気持ちにさせたり、色んなものを届けたりできたらいいなと感じました」(木村)、「たくさん盛り上げてくれて、ハーフミリオンも突破して、普通じゃないなって気付かされたことがたくさんありました。ツアーへの思いも強くなりましたし、愛されているんだなって思いました。頑張るぞー!」(松田)、「『M』はすごく大好きなシングルだったので、リアルタイムで皆さんにお届けすることができて嬉しかったです。また会えたら嬉しいです」(髙塚)、「今日のお知らせは俺たちも嬉しいし、MINIのみんなが喜んでくれてるのを見てもっと嬉しくなりました。アリーナツアーも頑張れそうです」(後藤)、「じっくり(MINIを)見ていて、会えてるのは当たり前じゃないんだな、奇跡だなって思って。もっと大きい俺たちの姿を見せられるようにがんばります」(西)、「いつもの数倍楽しくて、幸せな時間でした。またライブで会いましょう」(池﨑)、「皆さんと会えて、自分たちの歌声を届けられて、幸せだなって。皆さんと会うことが生きるモチベーションにもなっています。年末までいろいろ準備をしていきますので楽しみにしていてください」(許)、「もっとINIが大きくなっていけるようにパフォーマンスやコンテンツを作りたいと思っています。元気で明るい気持ちになってもらえるように、INI、11人で突っ走っていきたいと思います」(田島)と、それぞれの思いを語った。 

 「以上、INIでした!」と声を揃え、最後の最後までMINIへ手を振りステージを去っていった11人。ボーカル、ラップ、ダンスすべてが青天井に伸びてゆくパフォーマンス、もはや聞き取れないほど大盛り上がりするトーク、MINIへの愛が伝わるコメント。短い時間だったが、INIの良さが詰まったイベントであった。

Text by 高橋梓
(C) LAPONE ENTERTAINMENT
 
◎公演情報
【INI 3RD SINGLE「M」COMEBACK SHOW】
2022年9月28日(水)

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