2013/04/19
P!NKとファンのネイト・ルイスによるデュエット「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」が、登場9週目にしてNo.1に昇格した4月最終週、4月27日付HOT100チャート。
先週、強豪マックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」から、見事首位略奪したブルーノ・マーズ「君がいたあの頃に」は今週3位に後退、早くもトップの座をP!NKの「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」に譲ることになった。
2001年にクリスティーナ・アギレラ、マイヤ、リル・キムとコラボレーションした映画「ムーラン・ルージュ」の主題歌「レディ・マーマレード」で初の首位を獲得し、2008年の「ソー・ホワット」、2010年の「レイズ・ユア・グラス」に続く自身4曲目のNo.1ソングに。バラード・ソングでの首位はこれが初めてで、またキャリア13年目にしてNo.1を獲得するという、その息の長さにも入れ替わりの激しい米国では、素晴らしい功績だといえる。また、昨年大ブレイクを果たしたファンのネイト・ルイスにとっては、ソロ名義では初のNo.1ソングとなり、グループ、そしてソロ活動としても今後の活躍に期待できそうだ。
4位のリアーナ「ステイ」を挟み、5位に上昇したのはマックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」。登場28週目にして、未だ2位にステイ中の「スリフト・ショップ」は今年のNo.1候補にも挙がっていて、その熱も冷めやらぬうちに、次曲も10週目でトップ5入りを果たした。P!NKに続く、次の首位候補としても有力な1曲といえるだろう。
新たにトップ10入りを果たしたのは2曲。6位の「スーツ&タイ」に続いてアルバム『20/20 エクスペリエンス』から2曲目のトップ10入りとなるジャスティン・ティンバーレイクの「ミラーズ」が、先週の12位から7位に上昇。アルバム中、最も旋律が美しいナンバーで、インシンク時代のテイストをも彷彿させる1曲。この曲で13曲目のTop10ヒットを獲得し、Top10内に2曲をランクインさせたのは、2006年の「セクシー・バック」、「マイ・ラヴ」以来となる。さらに今週は、マックルモア&ライアン・ルイス、ジャスティン・ティンバーレイクの2組のアーティストが、Top10内に2曲をランクインさせるという、チャート史上でも滅多にない展開が繰り広げられた。もう1曲のTop10入りを果たしたのが、3月16日付で12位にデビューし、約1月掛けてジワジワと人気を獲得したデミ・ロヴァートの「ハート・アタック」。先週の15位から10位に5ランクアップし、自身3曲目のTop10ヒットとなった。
10位以下、12位に初登場一番人気でデビューしたのが、「江南スタイル」の大ヒットで知られるPsyの「ジェントルマン」。既にストリーミング回数が800万回以上を記録し、ダウンロード数も3万近くに到達している。「江南スタイル」は64位のデビューで、もちろん初登場12位というのは自身最高位記録となる。今後、テレビやメディアの露出も多くなるとのことで、Top10入りが期待できそうだ。そんなPsyの勢いもあり、ナンバーワン人気には届かなかったが、18位デビューという快挙を成し遂げたのが、ルーク・ブライアンの「クラッシュ・マイ・パーティー」。カントリー・ミュージック・アワードでのパフォーマンスが絶賛され、エアプレイ、セールス共に高ポイントを獲得した。更に、カントリー界からはティム・マックグロウの「ハイウェイ・ドンド・ケア」が42位から25位に急上昇、43位にホット・ショット・デビューで「アイ・ウォント・クレイジー」をランクインさせたハンター・ヘイズ等、アワードの反響がチャートに反映した結果となった。
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