2022/09/26 14:10
2022年9月24日、WHO財団がハリー・スタイルズ、エド・シーラン、エリー・ゴールディングといった著名人のアイテムを集めたオンライン・ショップの開設と、セレブリティー・ラッフル(慈善目的の抽選会)の開催を発表した。コンサートのチケットに加え、寄付された一点物の私物を獲得することができるほか、財団のHuman Kindブランドで販売されている商品も獲得することができる。
獲得できるアイテムの例としては、ハリーのサイン入りアナログ盤LP、エドのツアー・パンフレットとサイン入りTシャツ、エリーのサイン入り商品バンドルがある。また、スウェディッシュ・ハウス・マフィアとアニー・レノックスも、【コーチェラ 2023】のVIPチケット2枚と共に抽選会用の商品を用意している。抽選券はわずか10ドル(約1,400円)で販売され、WHO財団は全収益をウクライナの医療制度支援に充てることを約束している。
2022年2月24日にウクライナで戦争が始まってから7か月が経った。長い間軍備増強が続いてきた地域での開戦は、第二次世界大戦以降なかった規模の欧州での難民危機を生んでいる。国連によると、ロシアによる侵攻以来、約1,200万人のウクライナ人がウクライナから脱出するか、国内避難民となっている。
これらの著名人がウクライナ侵攻への懸念を表明したのは、今回の提携が初めてではない。ハリーは5月に米ニューヨーク・ベルモント・パークのUBSアリーナで行った【One Night Only in NY】コンサートで、ソロ・デビュー・シングル「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を歌いながらウクライナの国旗を掲揚した。エリーは、キーウで行われた【ファースト・レディーズ・サミット】で、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領のゲストとしてウクライナの抵抗歌「Chervona Kalyna」のパフォーマンスを披露した。また、エドはウクライナのバンドAntytilaと組み、シングル「2ステップ」のリミックスをリリースした。この曲のミュージック・ビデオは、戦争のシーンと侵略が発表された後のバンド・メンバーの体験に焦点を当てている。
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