2022/09/13
バズ・ラーマン監督の『エルヴィス』が、全米興収1億5,000万ドル(約213億円)を突破し、真のヒット作の仲間入りを果たしたところへ、また新たなエルヴィス映画の製作が発表された。故エルヴィス・プレスリーと結婚したプリシラ・アン・プレスリーの物語が、映画監督のソフィア・コッポラとA24のタッグで伝記映画化されることになった。
コッポラが製作/脚本/監督を務める『プリシラ』と題されたこのプロジェクトには、プレスリー夫人役でケイリー・スピーニーが主演する。プリシラの夫の“キング・オブ・ロックンロール”は、『キスから始まるものがたり』や『ユーフォリア』に出演したジェイコブ・エロルディが演じる。撮影は2022年秋にカナダのトロントでクランクインする。
この伝記映画は、プリシラ・プレスリーの回顧録『Elvis and Me』(エルヴィスと私)が原作だ。1959年、当時23歳だったエルヴィスとパーティーで出会ったとき、プリシラはまだ14歳でドイツに住んでいた。彼女に惚れ込んだエルヴィスによる数年にわたる求愛が始まり、彼女の厳格な両親がスターの執念にしぶしぶ屈すると、プリシラは最終的にグレイスランドの邸宅に移り住むことになった。1967年に結婚し、翌年には一人娘のリサ・マリー・プレスリーが誕生した。
二人の関係は、エルヴィスの数々の不倫によって台無しにされ、プリシラも空手の師匠と浮気し、最終的にはそれが原因で結婚生活は破綻した。また、エルヴィスは支配的で、彼女が抱くキャリアへの野心を抑圧していた。
エルヴィスの死後、プリシラは遺産を管理するようになり、彼女の洞察力によってグレイスランドは現在のような観光地となり、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズが設立された。
コッポラ、ユーリー・ヘンリー、ザ・アパートメントのロレンゾ・ミエリ、フリーマントル・カンパニー、アメリカン・ゾエトロープが製作を担当し、ザ・アパートメント、フリーマントル・カンパニー、そしてソニーのステージ6フィルムズが資金を提供する。A24が北米で配給する。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像