2022/09/13
10月8日20時からスターチャンネルEX、BS10スターチャンネルで放送されるオリジナルドラマプロジェクト『5つの歌詩』の「スピリラ」の予告編とキャスト、あらすじが発表された。
心の風景を映し出す楽曲を独自にピックアップし、オリジナルストーリーとして映像化する同プロジェクト。今回はDREAMS COME TRUEの「空を読む」「マスカラまつげ」「TRUE, BABY TRUE.」「何度でも」と、プロジェクトのために書き下ろした新曲「スピリラ」の計5曲がドラマ化される。スタッフ陣は岡田惠和ら。
「スピリラ」のあらすじは、東京郊外に住み、心の中では「友達がほしい」と思っている薫が、車両トラブルでバスが停車したことから、いつもバスの中で顔を合わせている同年代の2人に「一緒に歩きませんか?」と声をかけ、奇跡の一日が始まるというもの。出演者は土村芳、前田亜季、足立梨花ら。
主演の土村は出演のオファーを受け、「一時期、ものすごく頑張れば私もあの(吉田美和さん)声になれるかもと、CDをかけていた時期がありました。歌詩とメロディー切ない曲が好きだったんです」と明かし、「悩みを抱えながら、恋人や結婚相手ではなく仲間という繋がりを求める3人が出会い、支えながら前向きに歩みだす物語です。立ち止まらず、少しの勇気を出して一歩踏み出せば、新しい仲間、新しい世界に出会えるんだと背中を押してくれる作品になっていますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです」とコメント。
前田は「小さい頃からドリカムさんの曲が身近にあり、今回このドラマのお話を聞きとてもワクワクしました。岡田惠和さんの描く世界もとても好きなので、私にとって夢のようなコラボレーション!と思いました」と想いを述べ、「勇気を出したらこんな事も起きるのかも…と私自身も小さな奇跡を起こしたくなりました。それぞれに不安や悩みの中で生きてますが、そんな時だからこそ、一歩。と思える、作品だと思います。あと、個人的に、バスに乗るのが好きなので、そこから始まる物語というのも好きです。ドラマの中で、初めて聴けるドリカムさんのスピリラ。登場人物たちと重なり合い、どんな色になるのか、私もとても楽しみです。3人での撮影はぎゅっと濃い時間を過ごし、まるで物語の中の3人の様でした。みんなの一歩を、ぜひ見ていただきたいです」と語っている。
足立も「楽曲をもとに映画やドラマが作られることは今まであったと思うんですが、まさかドリカムさんの曲がこういう形でドラマ化されると思っていませんでした。お話を伺った時、『本当ですか?そんなことあるんですね!」と驚きもありつつ、楽しみになりました」とオファーがあった際の想いを振り返り、「人それぞれいろんな悩みを抱えながら生きているんだなっていうことが分かりますし、その悩みを持った3人がどういうふうに仲良くなっていくのか、大人の友情とはどういうものなのか、みたいなものがぎっしり詰まったドラマになっていると思いますので、ぜひご覧ください!」とコメントしている。
今回演出を務めた木内監督は、「今回、出演頂いた土村芳さん、前田亜季さん、足立梨花さんには東京の郊外に住み、似たような環境、似たような生活を営み、似たような心情を抱えた30代の女性を演じていただきました。以前から顔見知りではありましたが互いに声を掛け合うことのなかった3人が、ある日、ある事をきっかけに急激に絆が深まっていく物語です。3人がそれぞれに悩み、葛藤していることを、互いに話し、互いに認め合っていく。キャストの皆さんにはそれぞれの役を皆さんなりに演じて頂き、それぞれの役がこの作品を見ていただく方々にとって、自分と照らし合わせることによってそれに共感し、心に響くものになったのではないかと思います。土村さん、前田さん、足立さんは撮影現場の空き時間もまるで女子会を開いているように和気あいあいと楽しんでいて、その楽しい雰囲気が作品の中にも滲み出ています」と振り返り、「今回、この作品のお話を頂いてドリカムを聞いて育った私としても大変光栄で、ありがたく思っております。この物語のベースとなっているのは「スピリラ」で、見ている方々には曲から生まれた岡田惠和先生のオリジナル脚本の物語を楽しんで頂ければと思います」と語っている。
岡田惠和は「お話が始まってから、詩が完成するまでに多分1年以上かかった」という中村の言葉に、「(デモを)聴かせていただいて、完成した詩がついてのってくるのを待ってるっていう、なかなか味わえない立場に自分はいるなっていう感じがあって、すごくワクワクして。どんなことになるんだろうか」と吐露。中村正人の「多分、岡田先生は、最初のリクエストではバラードでちょっと感動的なみたいなお話もあったような。最初は何を期待してました?」という問いに、「どちらかというと、泣ける系だったりとか、ドリカムらしいみたいな感じのものがくるだろうという想定の下、他の4本を進行させていて、自分が最後になってしまって打ち合わせで2人(別エピソードを担当した脚本家の渡邉真子、濱田真和)に言ったことがすべてブーメランとして返ってくる気がしていたので、久々にプレッシャーを感じていました」と答えた。
また、「なんととてつもない変な曲が上がって来ました」の中村の発言に、岡田は「濃いなってまずは思いました。料理で言うと全部乗せみたいな感じ。何かすごくゴツゴツしたものが、ガーンと来たなっていう感じがして、こういうことかと。面白いですね」と新曲を表現。その回答を受けて中村も「僕もそう思ってました。ああ、こういうことかと。吉田から曲が上がってくる時、やっぱりいろいろ汲んでくれて、やっぱりそういうみんなが期待するものを作ってくれるだろうなと思っていたら、今回は本当に期待しないものが来たんで驚いたんです。でも何と言うんでしょうかね、我々が思っているより、吉田が今を掴んでいました」と語る。
完成したドラマに関して、中村は「女性たちのあるあるの1つ1つが、その瞬間その瞬間、奇跡を生んでいるドラマでした。ドラマを観て頂ければ、今自分が目立たないとか、自分が損してるんじゃないかとか思ってる人たちが、その“瞬間”に気づけたら、あなたのその毎日の“何か”が凄いことなんだと捉えて頂ければ。このドラマ企画のチャレンジに沢山の人が追従してくると思います。『5つの歌詩』があったから、こういうムーブメントが起きたんだと。それこそ何回もスターチャンネルで観られるということで、ぜひお楽しみに」とコメント。
岡田は「中村さんが仰っている小さな奇跡が発動する瞬間みたいなのが描けたらなっていう意味で、ドリカムさんに刺激されまして、いいドラマが出来上がったと思っております。今まで書いてきた脚本の中でも、すごく好きなものが出来上がっています。この素敵なコラボ作品を楽しんでいただきたいなと思います」と語った。
(C)2022 東北新社
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