2022/09/01
カニエ・ウェストとギャップの関係に不協和音が生じているようだ。イェーに改名したカニエは、ギャップについて2日間連続で自身のSNSに投稿した。
2020年にギャップと提携し、イージー・ギャップ・ラインを展開しているカニエは、現地時間2022年8月30日にガラスのテーブルの上にオーバーサイズのミラーレンズの付いたイージー・ギャップ・サングラスと思われる写真を公開した。後ろの床には黒っぽい服が散らばっている。彼は、「ギャップは私抜きで、私についてのミーティングを行った?」とキャプションで問いかけた。
この投稿から24時間以内に、彼は再度ギャップを攻撃した。今回は、若い男性モデルがオーバーサイズのギャップのロゴの入ったTシャツを着た画像のテキストのやり取りのスクリーン・ショットを投稿し、その中で「ギャップがYGEBB(コラボ・コレクションであるイージー・ギャップ・エンジニアード・バイ・バレンシアガの略)をパクっている」と主張した。
しかし、この投稿のキャプションは、ギャップのTシャツとイージー・ギャップのデザインが似ているという主張とは関係ないものだった。カニエが問題視したのは、同社が行う予定だった彼と彼の子供たちとの写真撮影についてだった。誰が参加予定だったか明かさなかったが、彼は「しかし、彼らは私が知らないところで、私の子供たちと日本での写真撮影をキャンセルした」とキャプションに綴った。カニエには、元妻キム・カーダシアンとの間に、ノース、セイント、シカゴ、サームの4人の子供がいる。米ビルボードは、ギャップとカーダシアンにコメントを求めたが、返答は得られていない。
8月31日の2つめの投稿で、カニエはイージー・ギャップ・サングラスのポスターが飾られた部屋にいる人々に向かって話す自身の動画を公開した。この動画は、カニエがデザインとファッション・ビジネスへの情熱やコラボレーションの目標について力説する姿を捉えており、彼は「ビジョンは実現される。アトランタの店舗から始めよう」とキャプションに綴った。
8月初め、イージー・ギャップのコレクションを大きな“ゴミ袋”に入れて販売したマーケティング・コンセプトを、ホームレスや極貧生活を送る人々を馬鹿にしていると批判されたが、カニエはこの販売方法を擁護した。
8月18日の米フォックス・ニュースのインタビューで、彼は「私は革新者であり、自分のアイデアについて謝罪するためにここにいるのではありません」と述べ、大きな黒い容器は実はゴミ袋ではなく、イージー・ギャップのショッピング体験をよりカジュアルで平等的なものにするためにデザインされた“建築用バッグ”であることを明かした。「これは冗談ではなく、ゲームでもありません。単なる著名人とのコラボレーションでもありません。これは私の人生です。わかりますか?衣類を変え、最高のデザインを人々に届けることができるポジションのために戦っているのです」と語っていた。
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