2022/08/31
テニスで“ラブ”は“ゼロ”という意味だ。だがテニス界の伝説的存在であるセリーナ・ウィリアムズの現役最後とされる【全米オープン】出場を記念した、ビヨンセのナレーションによるゲータレードの新しい広告は、“Love Means Everything”(愛は全てを意味する)と題されている。
この新コマーシャルでは、ダンサー、フェンシング選手、ローラー・スケート選手、乗馬選手など、あらゆる年齢層の女性が、セリーナの輝かしいキャリアと半生に刺激を受けてきた様子が描かれている。この広告は、セリーナが今月初めに米ヴォーグのエッセイでプロ選手として最後の大会になる可能性が高いと示唆した【2022年全米オープン・テニス・トーナメント】の初日(8月29日)を前に、現地時間の28日の夜に開催された【MTVビデオ・ミュージック・アワード】で初公開された。
ビヨンセの声は、「世界が彼女を歴史に刻むとき、私たちは彼女が始めたところから始めるのです。“ラブ”から。点数もスコアもない、ただ愛があるだけ。それは世代を超えて記憶される愛であり、その愛がムーブメントを起こしたのです。常に自分らしさを愛し、自分がなれる姿を愛するムーブメント。自分のアイデンティティを愛するあまり、その本質を封じ込めることができないほど。自分の声の響きと、自分の動きを愛すること。悪びれることなく、いつまでも王冠をかぶった女王のような気分でいること。自分の体が見せる筋肉や曲線のひとつひとつを大切にすること。誇り高き黒人女性であること、親であること、夢追い人であること、リーダーであることを常に愛するムーブメント。唯一無二の存在であることを愛すること。常に自分であることを愛すること。完全なあなた。本当のあなた。あなたも あなたも あなたも 常にあなた(自分)を愛すること」とナレーションしている。
最後に彼女は、「だから彼女を歴史に刻むとき、あなたが誰であろうと、どこにいようと、私たちは彼女が見せてくれたものを思い出すでしょう。あなたを愛するムーブメントです」と締めくくっており、ここでコマーシャルの“Love Means Everything”のコピーが表示される。
ビヨンセとセリーナは、長い間互いの支持者だ。セリーナは、ビヨンセの【フォーメーション・ワールド・ツアー】で、『レモネード』の収録曲「ソーリー」のステージ・パフォーマンスに参加したことがあり、同曲のミュージック・ビデオにも出演している。ビヨンセは夫のジェイ・Zとセリーナの試合を観戦する姿がたびたび目撃されており、セリーナとヴィーナス・ウィリアムズが製作総指揮を務めた2021年の伝記映画『ドリームプラン』(原題:King Richard)に、【アカデミー賞】にノミネートされた楽曲「Be Alive」を提供している。
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