2022/09/02
オランダが生んだポップ・マエストロ、ベニー・シングスがいよいよ9月初旬に東京・横浜のビルボードライブで来日公演を開催する。公演を間近に控えるベニー・シングス本人に、ライブでの共演やコラボ楽曲で所縁のあるTENDREからの質問に答えてもらった。前回の来日時に意気投合したという両者の関係性が垣間見えるような質問と回答を、ぜひ楽しみながらご覧いただきたい。
―――ここ最近観たもので印象に残った映画はありますか?
最近は映画が大きな印象を残すのが難しくなってきているような気がする。才能がある人たちはみんなドラマシリーズを作るようになってきているよね。例えば、『I May Destroy You(原題)』っていうドラマ作品はかなり印象に残っているな。視野を広げてくれたよ。イギリスの都市部で暮らす若者の生活に切り込んだものなんだけど、すごく説得力があった。
―――歌詞を書くとき、息詰まることはありますか? もしあったら、そんなときにどんな気分転換をしますか?
うん、常にそう感じるよ。コードにあわせてボソボソ言葉を呟いてみるところから始めることが多いから、既に作曲が終わっているメロディーに歌詞をマッチさせなきゃいけなくなるんだ。すごく大変だよ。そんなときにいつもするのは、楽曲に向き合い続けること。僕は色んなことに気を取られて、あっちこっちに手を出すようなタイプではないからね。常にタスクを完了することに集中してる。クリエーションという意味では、それはもしかすると良いことではないのかもしれないけど、そうすることしかできない。そんなときの僕にとっての打開策は、その曲に対して大きすぎる目標を持つことにサヨナラして、「これで十分良い」と思うようにすることかな。
―――アジアで気になる、または一緒に曲をつくってみたいミュージシャンは誰かいますか?
子供の影響で、BLACKPINKの「How You Like That」って曲にハマっちゃったんだ。僕が普段聞くようなジャンルでもスタイルでもないんだけど、ビートが入ってきた瞬間に体を動かさずにはいられない。子供を後ろに乗せた自転車を漕いでいるリアル・ダッド・スタイルでね。
―――早起き派、それとも夜更かし派ですか?
早起き派! 日が沈んでくると、身体に「もう仕事は終わり、寝る時間だよ」って言われる。残念なことにその言葉に素直に従うことはなかなかないんだけどね。人生っていうのは信じられないくらい忙しくて、常にやることがあるから、遅くまで起きて、早起きしなきゃいけないんだ。
―――自身の音楽において、これだけは譲れないというポイントがあったら知りたいです!
アートを作るにあたって、妥協することを恐れてはいけないと思う。どんなものが出来上がるかわからないからね。結果がすべてだからさ。作っている間は何が起こってもおかしくないよ。それが出来上がったときに「これは最低だ。捨てよう」って言うこともできるしね。
◎公演情報
2022年9月5日(月)
東京・Billboard Live TOKYO
1st ステージ OPEN 17:00 / START 18:00
2nd ステージ OPEN 20:00 / START 21:00
チケット:
サービスエリア 8,400円
カジュアルエリア 7,900円(1ドリンク付)
公演HP
2022年9月7日(水)
神奈川・Billboard Live YOKOHAMA
1st ステージ OPEN 17:00 / START 18:00
2nd ステージ OPEN 20:00 / START 21:00
チケット:
サービスエリア 8,400円
カジュアルエリア 7,900円(1ドリンク付)
公演HP
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