2022/08/19 16:30
2022年8月16日、米ロサンゼルスのクラブLargoで行われた非営利団体Victims Firstのためのチャリティー・イベントに、豪華な顔ぶれが集まった。
映画監督・脚本家のジャド・アパトーが主催したこのイベントでは、コメディアンのサラ・シルバーマンによるスタンドアップ・セットやベックのレアなアコースティック・セット、そしてテネイシャス・Dがベックとジャム・セッションをする中で、ザ・ローリング・ストーンズの「デッド・フラワーズ」のカヴァーで俳優のジョン・C・ライリーがリード・ボーカルを務める場面などが見られた。このイベントは、大量殺戮犯罪の被害者やコミュニティーを迅速に支援する団体であるVictims Firstのために開催された。
こうした顔ぶれの中、会場のボルテージが急上昇したのが、数か月ぶりに公の場で元気な姿を見せたフー・ファイターズのボーカル、デイヴ・グロールのライブへの飛び入り参加だった。ベックとテネイシャス・Dが、プロデューサーでピアニストのグレッグ・カースティンとライリーのサポートを得ながら、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で6位を記録したシールズ&クロフツによる1972年のヒット曲「サマー・ブリーズ」をしっとりと演奏し始めたところ、デイヴがふらっとステージに登場し、楽曲の特徴的な旋律を“nah-nah-nah”とボーカルで再現すると、キャパ280人のクラブにいた観客から大きな歓声が上がった。
Largoのインスタグラムはこの映像を投稿し、「#JuddApatowが@victimsfirstorgのためのチャリティー・イベントを開き、#Beckを招待して(メガ・プロデューサー#GregKurstinのピアノ伴奏で)セットをやってもらっただけでなく、#TenaciousDが、俺たちも何曲がやろうかということになったため(#JackBlackと#KyleGass に感謝)、 この2組の音楽界の巨人による必然的なコラボ・セッションに、当然ながら#JohnCReillyもステージに立つことになった」と添え、「ですがその時、どこからともなく#DaveGrohl がコーラスで“ヨット・ロック音楽の効果音”を提供することを思いついた」と続けた。
フー・ファイターズのドラマーだった故テイラー・ホーキンスが、南米コロンビアでのツアー中の3月25日に50歳で亡くなって以来、デイヴは公の場でのパフォーマンスを極力避けていたようで、この出演の前は6月に英【グラストンベリー】でポール・マッカートニーのステージに参加しただけだった。デイヴと他のバンド・メンバーは、来月英ロンドンと米ロサンゼルスで行われるオールスター・ライブでテイラーを追悼し、その模様は米CBS、Paramount+、Pluto TVなどパラマウントのさまざまなプラットフォームで放映される予定だ。
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