この数週間は、ポップ・ミュージック界で最もキュートな友人同士にとって、とても特別な時間だった。世界的に有名な親友であるリゾとハリー・スタイルズは、4月にリリースされたそれぞれのNo.1シングル「アバウト・ダム・タイム」と「アズ・イット・ワズ」で米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の上位を長い間独占しているが、リゾが有名な友人のモノマネをしながら面白おかしくこの現象を祝っている。

　2022年8月17日に投稿されたTikTok動画で、リゾはまずハリーの写真にズームインし、彼の低い声とイギリス英語のアクセントを真似しながら、「ごらん、僕たちがチャートの上位にいるよ」と話す。そして自身の写真にカメラをパンさせ、意図的にふざけた高い声で、「うん知ってる、ワクワクしちゃう！」と返している。

　ハリーの「アズ・イット・ワズ」は現在“Hot 100”で2位、リゾの「アバウト・ダム・タイム」はその1つ下に位置しており、ビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」が1位を獲得している。先週はハリーとリゾの楽曲の位置が逆で、やはりビヨンセが首位だった。

　さらにその前の週、「ブレイク・マイ・ソウル」が初登場する前は、「アバウト・ダム・タイム」が首位で、「アズ・イット・ワズ」が2位だった。ハリーのシングルが7月末に首位の座を奪われるまでは10週1位をキープしていた。「アバウト・ダム・タイム」はリゾにとって2番目の全米No.1シングルとなった。

　TikTok動画でリゾは、高い声のまま、「今“アバウト・ダム・タイム”は3位ね。みんな“2 Be Loved (Am I Ready)”をサブスクで聴いて！」と自身の楽曲をプロモーションした後、そのままドージャ・キャットの写真にカメラをパンさせると、今度はダミ声で、「ドージャ・キャットだよ」と、ドージャのモノマネで動画を締め括っている。

　リゾとハリーは2019年から友人同士で、交互にお互いの曲をカバーしている（ハリーは英BBC Radioの『Live Lounge』で「ジュース」を披露し、リゾはその後「アドア・ユー」を同番組で演奏した）。そこからは、授賞式でのちょっとした瞬間やコンサートでのゲスト出演などを通じて世間は二人の仲の良さを垣間見ることができたが、最近ではリゾがハリーの【コーチェラ2022】でのステージに参加している。

　そして数週間前に「アバウト・ダム・タイム」がNo.1になった時、ハリーはリゾに大きな花束を贈っている。