現地時間2022年8月6日、ザ・ウィークエンドが米マイアミのナイトクラブLIVで行ったDJセットにショーン・メンデスがサプライズで登場した。

　この2日後に24歳の誕生日を迎えたショーンは、同郷のザ・ウィークエンドがDJする中、ステージやDJブースで踊る姿が目撃されている。このセットには、ケイトラナダも参加していたそうだ。ショーンは、友人たちとビーチにも行ったようで、夕暮れに上半身裸でボートの上でくつろぐ姿などをインスタグラムに投稿している。この直前、彼はメンタル・ヘルスと向き合うために、【ワンダー：ザ・ワールド・ツアー】の北米とヨーロッパ日程を全てキャンセルしていた。

　当初ツアーを3週間中断すると発表していたショーンは、現地時間7月27日に、「みなさんご存知のように、ここ数週間のライブを延期せざるを得なかったのは、ツアーに戻ることによる自分への負担を完全に想定できていなかったからです」と綴り、「パンデミックによる長期的な休みを経て、ようやくライブ活動を再開できると意気込んで始めたツアーでしたが、現実には長期の休み明けのツアーがどれほど大変なものになるのか、まったく予想できていませんでした」と説明していた。

　「チームとのさらなる話し合いと、素晴らしい医療専門家たちとの相談を経て、これまで個人的に取っていなかった時間を取り、自分を見つめ直し、より強くなる必要があることが、さらに明確になりました」とショーンは続け、「しばらく休んだら、残りの日程を再開できるかもしれないと期待していましたが、今は自分の体を最優先しなければならないんです」と綴っていた。

　さらに彼は、15歳の頃からツアーを行っていることに触れ、友人や家族と長い間離れることは常に辛いと明かした。数年間ツアーから離れた後にも関わらず、彼は“再び飛び込む”準備はできていると思っていたそうだが、「その決断は時期尚早で、残念ながらツアーの代償とプレッシャーが自分を追いつめ、限界点に達してしまいました」とファンに伝えた。

　このツアーで、ショーンは10月末まで世界中の会場でパフォーマンスを行う予定だった。しかし中止となった今も、彼は新しい音楽を作ることを止めないことをファンに約束しており、再びツアーを行うことを楽しみにしているそうだ。

　「これは新しい音楽を作らないという意味ではないですし、今後ツアーでみなさんにお会いするのが待ち遠しいです」と彼は投稿を締めくくり、「これらのショーを見るために長い間待ってくれていたことを知っていますし、これを伝えるのは心が痛みますが、十分な時間をかけて癒されたらすぐに戻ってくることを約束します。みんなのことを愛していますし、この旅において僕を支えてくれて、そばにいてくれて本当に感謝しています」と綴った。