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2022/08/01

ビリー・アイリッシュ、『ハピアー・ザン・エヴァー』1周年記念ミニ・ライブを米ハリウッドのレコード店で開催

 『ハピアー・ザン・エヴァー』のリリース1周年を記念し、ビリー・アイリッシュと兄でプロデューサー兼共同ソングライターのフィニアスが、2022年7月29日に米ハリウッドにあるアメーバ・ミュージックでファンや友人のためにミニ・ライブを開催した。

 2021年7月30日にリリースされた『ハピアー・ザン・エヴァー』は、ビリーの2枚目のスタジオ・アルバムで、2019年にデビューした『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』同様に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得した。

 ビリーの無料のアコースティック・ライブを見るために、ファンはこの個人経営レコード店の外で何時間も並んで待っていた。来場者の多くが彼女のツアーグッズを身に着け、彼女がステージに登場すると温かく迎えた。ビリーとフィニアスはまず、アルバムの中でも人気の高い「ビリー・ボサノヴァ」を披露した。ギターだけのシンプルな演奏は、『ハピアー・ザン・エヴァー』の発売1周年を記念したものだったが、ビリーが7月21日にサプライズ・リリースした2曲入りEP『ギター・ソングス』を意識したものでもあった。

 「ビリー・ボサノヴァ」の次に二人は、新作EPからハッとさせられるようなタイムリーなバラード「TV」をライブで初披露した。この楽曲は、「ロー対ウェイド裁判」の判決破棄やジョニー・デップとアンバー・ハードの名誉毀損裁判を連想させる“裁判中の映画スター”といった歌詞を含む時事問題を歌ったものだ。発表からまだ1か月も経っていないにもかかわらず、ファンはブリッジに参加し、ビリーと一緒に“maybe I'm the problem”というリフレインを歌っていた。

 3曲目に表題曲である「ハピアー・ザン・エヴァー」を演奏してセットを終えるつもりだったとファンに告白した彼女だったが、代わりに観客に聴きたいボーナス・ソングは何かと尋ねた。あちこちからリクエストが寄せられ、兄妹は中でも多かったアルバムからの1曲目である「ゲッティング・オールダー」を演奏した。

 パフォーマンス後にビリーは、「アルバムの記念日だってだけじゃなくて、明日は(フィニアスの)誕生日でもあるんだ。25歳になるんだよ!」と述べ、観客は大歓声を上げた。そして、彼女のコンサートの多くがそうであるように、昨年米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で11位を記録したアルバムのタイトル・ソングでセットは終了した。完璧なフィナーレで、ファンは“you made me hate this city”といった人気の歌詞をビリーと一緒に叫び、終わった後は清々しい表情で会場を後にしていた。

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