2022/07/29
映画『L.A.コールドケース』の冒頭映像と著名人のコメントが到着した。
8月5日から公開される同作は、1990年代ヒップホップ・シーンを代表するラッパーの2パック、ノトーリアス・B.I.G.が暗殺された未解決事件を題材に、実在の刑事ラッセル・プール役をジョニー・デップ、彼と共に事件の真相を探ろうとする記者ジャック役をフォレスト・ウィテカーが演じたクライムサスペンス。監督をブラッド・ファーマンが務め、ランドール・サリヴァンが膨大なリサーチと綿密な取材に基づいて出版したノンフィクションを土台に映画化した。脚本はクリスチャン・コントレラス。
冒頭映像は、ノトーリアス・B.I.G.暗殺事件から9日後に起こった1つの事件から始まる。警官同士のいざこざが銃撃事件に発展してしまう様子が描かれ、本作の主人公であるジョニー・デップ演じるラッセル・プール刑事も登場する。
◎池城美菜子 コメント
四半世紀、ヒップホップ・ファンを悩ませた「未解決事件」の答えがここにある。20世紀最高のラッパー2人の殺害事件の裏に、これほどの巨悪があったとは。いまの世相にも通じる、真実を追う側と隠蔽する権力の闘いがスリリングだ。
◎宇多丸(RHYMESTER) コメント
「“ビギー”ではなく“クリストファー”か“ウォレス氏”と呼べ、それが礼儀だ」……つまりこれは、口当たりのよい“伝説“などではなく、一人の青年の死が権力の腐敗によってうやむやにされたという、見過ごされてはならない社会不正の問題なのだ。そこを一歩も譲らない姿勢に、本作の高潔さがある。
◎宇野維正 コメント
2Pacについての映画はある。ビギーについての映画もある。
でも、あの銃撃事件の真相に迫った映画は本作が初めてだ。
真実を追い続ける元刑事を演じるのはジョニー・デップ。
面白くないわけがない。
◎Shama Station コメント
これは、単なる犯罪捜査映画とは訳が違う。腐敗した体制の中でも正義を貫けば、例えそれが思い描く結末とならなくとも伝説として語り継がれる。プール刑事が生涯を賭けて追求した事件解決を阻む者の正体を知れば、数々の英雄の謎の死をも理解出来るだろう。
◎ダースレイダー コメント
僕のような90年代ヒップホップにどっぷりだった世代なら誰もが衝撃を受けたビギー殺害事件。それを追い続けた刑事の物語はLA市警の腐敗に挑む極上のクライムサスペンスでもある。いやはやD・マック、不敵すぎる!
◎深町秋生 コメント
「ゲっ! 嘘だろっ」本作を見て度肝を抜かれた。ビギーと2パックの音楽に夢中だっただけに、作中で描かれる闇の深さに背筋が凍った。『チャイナタウン』や『L.A.コンフィデンシャル』など、ロスの暗い暗い炎を描いた新たな傑作だ。今年の個人的ナンバー1!
◎渡辺志保 コメント
ザ・ノトーリアス・B.I.G.と2パックの暗殺事件は神話化されがちですが、派手で煌びやかなヒップホップ・シーンを襲った未曾有の未解決事件の裏側に、LA市警という大きな組織と闘いつつ真実を追い求めていた人物がいたことを知りました。なぜ権力によって事実が隠されようとしてしまうのか。入り組んだ事実が、いつか全て詳らかにされる日を願います。
◎映画情報
『L.A.コールドケース』
2022年8月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋 ほか公開
監督:ブラッド・ファーマン
脚本:クリスチャン・コントレラス
原作:ランドール・サリヴァン『LAbyrinth』
出演:
ジョニー・デップ
フォレスト・ウィテカー
トビー・ハス
デイトン・キャリー
上映時間:112分
配給:キノフィルムズ
◎『L.A.コールドケース』冒頭映像|8月5日(金)ロードショー
https://www.youtube.com/watch?v=gzoAoVbf6Sg
(C) 2018 Good Films Enterprises, LLC.
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