2022/07/17
2022年7月18日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、関ジャニ∞『喝采』が153,672枚を売り上げ、首位を獲得した(集計期間2022年7月4日~2022年7月10日)。
『喝采』は前作『ひとりにしないよ』から13カ月ぶりにリリースされた47枚目のシングルで、Billboard JAPANが集計開始した2008年、8枚目の『ワッハッハー』が首位を獲得して以降、38作品目の首位獲得となった。また、関ジャニ∞は『GIFT~白~』とともに3作同週リリースでトップ3を独占し、2位と3位となった『GIFT~赤~』『GIFT~緑~』を除いた全ての作品がBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で首位を獲得している。
ここでは関ジャニ∞のシングルの販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査してみた。まず、関ジャニ∞が発表した直近3作のシングルの初週に於ける地域別の実店舗での地域別販売比率をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/114490/2)である。また、一般的なシングルの地域別販売比率と比較するため、2022年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
関ジャニ∞の全体的な傾向としては、地元である近畿地方で非常に高くなっている。また前作『ひとりにしないよ』の近畿地方の販売比率は19.3%、今作は20.1%と近畿地方の販売比率が増しているのがわかる。また、関東地方も前々作『キミトミタイセカイ』が34.4%、前作が34.6%、本作が37.1%と伸びてきており、2大都市圏の占有率が増加する傾向にある。
更に今作の近畿地方を府県別に掘り下げ、グラフ化したのが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/114490/3)である。さすがに全ての府県で全シングルよりも高い販売比率を示している。そして、全国の10.4%を大阪府で販売し、全シングルの7.6%と比較して1.4倍の販売比率となっている、更に、京都府は1.8倍、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山は全シングルと比較して1.9倍とかなり高くなっている。この事からも、関ジャニ∞は大阪府は当然だが、大阪府以外の近畿各府県でも広く人気が広がっている事が確認できる。
地元での人気に支えられ、リリース週では首位が当たり前となっている関ジャニ∞のこれからの活躍に注視したい。
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