2010/08/10 00:00
DAVID GRAYの2009年のアルバム『DRAW THE LINE』のセッションの「静かな時間」が、わずか11ヶ月後に発表されるイギリスのシンガー・ソングライターの9作目のアルバム『FOUNDING』を生んだ。
「これは同じセッションの間に、僕たちがバンドでレコーディングしているんじゃないときに録音されたんだ」とGRAYは8/17に発表される11曲入
りのアルバム(さらに8曲をフィーチャーしたボーナス・ディスクがつく)について語る。「自分ひとりでやったから、歌を作る時みたいな感じだった。だから『FOUNDING』はバンドのレコードを作る合間に作ったソロ・アルバムみたいなものだね」
当初2枚のアルバムの歌に明確な構想はなかったという。「最初の半年ぐらいはすべての作品が大きくてまとまりのない音楽の山みたいだったけど、ある程度経ってから2枚のレコードにしようと決めたんだ。曲によってはどっちのアルバムに入ってもおかしくないんだけど、徐々に『FOUNDING』はそれ自体のムードや個性を持つようになってきた。基本的な違いは『FOUNDING』は控えめだってこと。多くの曲で、できる限りソフトにプレイするようにしたんだ」
皮肉なことに『FOUNDING』のシングルであるボーナス・ディスクからの「A MOMENT CHANGES EVERYTHING」は大きな話題を呼んでGARYをビックリさせている。
「あんまりいい気はしないんだ。あれは2,3年前にサッカー・トーナメントのために音楽を作るように頼まれて書いたんだけど、うまく行かなくてね。ラジオじゃかからないだろうと思って、結局ボーナス・ディスクに入れたような捨て曲だったんだけど、興味を持った人たちがいたんだね。だけど、僕が思いを込めた『FOUNDING』には全然合っていないんだよ」
8/15からはRAY LAMONTAGNEとのツアーがスタートする。「ずっとレコーディングばかりしていたからすごく盛り上がると思うよ。会場も観客も大きいから、きっと楽しくなるはずだ」。しかし、『FOUNDING』のために違う内容のショーをすることも将来的に計画しているという。
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