2022/07/04
現地時間2022年7月1日、英ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムにて行われたガンズ・アンド・ローゼズのコンサートにキャリー・アンダーウッドがサプライズ・ゲストとして出演した。
米カントリー界のスーパースターで、長年ガンズのファンであるキャリーは、ライブの中盤で、「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」のパフォーマンスに参加し、アンコールの「パラダイス・シティ」の演奏の際に再びステージに登場した。
キャリーは、6月10日に発売された9thスタジオ・アルバム『デニム&ラインストーン』のプロモーションのためにUKを訪れていた。新作は、2020年のホリデー・アルバム『マイ・ギフト』と2021年のゴスペル・プロジェクト『マイ・セイヴィアー』に次ぐ作品となっている。
自身のライブでもガンズの楽曲をカバーしているキャリーは、フロントマンのアクセル・ローズによる「レディース&ジェントルメン、テネシー州ナッシュビルからやってきたミス・キャリー・アンダーウッドです」という紹介を受けて、ステージに登壇した。
キャリーがアクセルとステージを共にしたのは、今年2度目だ。彼女がヘッドライナーを務めた、米カリフォルニア州インディオにて行われた【ステージコーチ・フェスティバル】では、アクセルがゲストとして出演した。その際、アクセルと「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」と「パラダイス・シティ」とデュエットした後、彼女は集まった観客に“人生最高の夜だ”と話していた。
『デニム&ラインストーン』のリリースに伴う、米ビルボードとの最新インタビューの中で、キャリーは憧れのアクセルとステージに立ったことについて語っていた。「アクセル(との共演)は、私の人生の中で最も重要な瞬間であり、最も待ち望んでいたものです」と振り返った彼女は、「彼には、他にも色々打診してきました。歌うことに興味があるかどうか尋ねたのですが、実現に至りませんでした。だから、私が粘り強かったんだと思いたいです。彼にメールで手紙を書き、なぜ彼と一緒に歌いたいのかを説明しました。“あなたは私と私の音楽にとても影響を与えた人です。一緒にステージを焼き尽くすことができたら、素晴らしいと思うんです”って。そして、彼はついにイエスと言ってくれました。手紙の最後には、“もし今回が無理でも大丈夫です、でもずっとお願いし続けます”と書いたんです」と説明していた。
今年、ガンズの代表曲の一つ「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」が、クリス・ヘムズワースが主演する映画『ソー:ラブ&サンダー』の公式ティーザーに起用されたことで、米ビルボード・ハード・ロック・ソング・チャート“Hot Hard Rock Songs”にて初の首位に輝いた。1987年のデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』に収録されているこの曲は、1988年2月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”を2週にわたり制し、計6曲をTOP10に送り込んでいる彼らにとって初のNo.1曲となった。なお、「パラダイス・シティ」は、1989年にHot 100で最高5位を記録した。
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