2022/06/22
エド・シーランが、2021年にUKで最も再生された楽曲と最も再生されたアーティストの二冠に輝いた。
英音楽ライセンス団体PPLが発表した、2021年の年間“Most Played Charts”によると、エドは母国で同年に最も再生されたアーティストに終わり、ヒット曲「バッド・ハビッツ」が他のどの楽曲よりも多く再生された。
同団体によると、両タイトルを同時に2回獲得したアーティストは彼が初めてだ。最初は2017年で、『÷(ディバイド)』と「シェイプ・オブ・ユー」が英国の電波を支配し、PPLの年間チャートでアーティストと楽曲両方の首位を独占した。他に両タイトルを同時に獲得したアーティストはアデルしかいない。『21』と「ローリング・イン・ザ・ディープ」が2011年に大ヒットした時だ。
シーランの『=(イコールズ)』は、UK公式チャートで1位に初登場し、彼にとって5作連続の首位獲得となった。同作は4週連続で首位にとどまった。シングル曲「バッド・ハビッツ」は11週間も首位をキープしたほか、収録曲「シヴァーズ」、そしてエルトン・ジョンとのコラボ曲「メリー・クリスマス」とラッドベイビー&エルトンとの「Sausage Rolls for Everyone」というノベルティー・ソングの計4曲が昨年1位を獲得した。
PPLのピーター・リーテムCEOは、「エド・シーランの楽曲が2021年にUKで最も再生され、彼が2021年にUKで最も再生されたアーティストになったことを祝福します。過去5年間にわたってヒット・チャートのトップに君臨する彼の成功は、作品の質だけでなく、世界の音楽状況がかつてないほど競争的である現在においてUKミュージックの強さを証明するものです」とコメントしている。
2021年の年間チャートでは、デュア・リパ、リトル・ミックス、コールドプレイ、カルヴィン・ハリスもアーティスト部門でTOP10入りし、地元出身のアーティストの強さがうかがえる。
PPLの年間“Most Played Charts”は、ラジオ局やTVチャンネル、そしてオフィス、店舗、バー、ナイトクラブ、音楽会場、フェスティバルなどの公共の場で演奏された音楽の使用状況とエアプレイ・データを独自に収集し、まとめたものだ。
同団体は2021年中にパフォーマーおよび録音権利者のために2億5,280万ポンド(421億2,590万円)を集め、前年比12%増、87年の歴史の中で2番目に良いパフォーマンスだったと、PPL のクリス・バートンCFOは指摘する。報告期間中、PPLは147,000名のパフォーマーおよび録音権利者に少なくとも一度は金銭を分配した。
◎PPLによるUKで2021に最も再生された楽曲
1. 「Bad Habits」エド・シーラン
2. 「By Your Side」カルヴィン・ハリス Feat. トム・グレナン
3. 「Little Bit Of Love」トム・グレナン
4. 「Blinding Lights」ザ・ウィークエンド
5. 「Higher Power」コールドプレイ
6. 「All You Ever Wanted」ラグンボーン・マン
7. 「Heartbreak Anthem」ギャランティス、デヴィッド・ゲッタ&リトル・ミックス
8. 「Starstruck」イヤーズ&イヤーズ
9. 「Midnight Sky」マイリー・サイラス
10. 「Bed」ジョエル・コリー X レイ X デヴィッド・ゲッタ
◎PPLによるUKで2021に最も再生されたアーティスト
1. エド・シーラン
2. デヴィッド・ゲッタ
3. デュア・リパ
4. リトル・ミックス
5. コールドプレイ
6. ザ・ウィークエンド
7. ジャスティン・ビーバー
8. カルヴィン・ハリス
9. テイラー・スウィフト
10. ピンク
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