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2022/06/21

リル・ナズ・X、米アワード番組の多様性受け入れ環境について“まだ先は長い”とコメント

 リル・ナズ・Xが、2022年6月16日に行われた【ソングライターの殿堂】式典のレッド・カーペットでEntertainment Tonightのインタビューに応じ、賞レースにおける多様性について率直に語り、米音楽業界はまだ改善の余地があると述べた。

 今年の【ソングライターの殿堂】で、才能ある若いソングライターとしての活動を称える<ハル・デヴィッド・スターライト賞>を受賞したリル・ナズ・Xだが、27日に開催される今年の【BETアワード】では全くノミネートされていない。

 約2週間前に彼は、“昨年最大の楽曲3曲と絶賛されたアルバム”を発表したにもかかわらず、【BETアワード】で“傑出したノミネート・ゼロ”という結果に終わったのは、米音楽業界に蔓延する同性愛嫌悪が理由の一端なのではと問題提起をしていた。その後削除された一連のツイートの一つで彼は、「この世界で黒人のゲイは見られるために戦わなければならなくて、たとえ頂点に立ったとしてもmfs(マザーファッカーズ)は俺たちが見えていないふりをしようとしているみたいに感じる」と綴っていた。

 ETに対して彼は、「まだ先は長いと思ってしまうところもありますけど、世界は間違いなく、多くの点で変わろうと努力しているとは思います」と述べた。

 【ソングライターの殿堂】の名誉については大喜びで、「本当に信じられませんよ、だってたくさんの選択肢があるように思いますし。これは伝説的な人々が表彰される、大きな巨大なアワードですから、参加できるだけで幸せです」と語っている。

 BET Networksはその後リル・ナズ・Xの発言についてコメントし、彼だけでなく、他のブラック・クィア・アーティストのインターセクショナル(交差的)なアイデンティティーを評価し支持していると主張した。声明には、「BETでは、我々のコミュニティーに存在する素晴らしい多様性を熱烈に支持しています。我々は、ブラック・コミュニティの多くのインターセクショナルな立場の全てに認知と(多様性の)受け入れを提供するために全プラットフォームを使用すると約束しています」と記載されている。

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