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2022/06/11 12:10

J・ビーバーがツアー中断、ケイト・ブッシュ人気再燃に喜び、フレディ未発表曲発見:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ジャスティン・ビーバーに関する話題から。現地時間2022年6月7日、ジャスティン・ビーバーがインスタグラム・ストーリーを更新し、体調不良により同日開催予定だった【ジャスティス・ワールド・ツアー】のカナダ・トロント公演を含む直近の公演を延期することを発表した。

 ジャスティンは、投稿で「この言葉を書いていることが信じられない。体調を回復させるためにあらゆることを試したが、悪化していく一方だ」と綴った。また、ドクター・ストップにより直近の複数の公演を延期することになると書かれていたが、それ以上の詳細は明かされなかった。

 トロントのスコシアバンク・アリーナでの2公演を経て、ジャスティンは米ワシントンD.C.で1公演、そしてニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで2公演行う予定だった。これらの公演が影響を受けるかは現時点では不明だ。

ジャスティン・ビーバー、体調不良によりツアー中断

 最近公開されたNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4で、ケイト・ブッシュの1985年のヒット曲「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」が効果的に使用されていることから同曲の人気が再燃している。

 1980年代を舞台にした同SFシリーズの新シーズンで「神秘の丘」が取り上げられたあと、ブッシュは珍しく公式声明を発表し、楽曲への新たな関心について興奮を語った。

 自身のウェブサイトに投稿された声明で彼女は、「素晴らしく、感動的な“ストレンジャー・シングス”新シリーズの第1部が最近Netflixで公開されたことはご存知かもしれませんね。そこで“神秘の丘”という楽曲がフィーチャーされているのですが、この番組が大好きな若いファンによってそれに全く新しい命を吹き込まれているんです。(番組は)私も大好きです!」と綴り、「このおかげで、“神秘の丘”は世界中でチャート入りし、UKチャートでは8位にランクインしています。全てが本当にエキサイティングです! この曲を応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。7月(に配信される)シリーズの続きを私もハラハラしながら待っています」と続けた。
 
ケイト・ブッシュ、『ストレンジャー・シングス』効果で「神秘の丘」人気再燃に異例の声明で喜びを綴る 


 先週開催された英エリザベス女王の【プラチナ・ジュビリー】記念祭のさなかに、クイーンのギタリストであるブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーが、故フレディ・マーキュリーのボーカルが入った未発表曲を最近発見したと英BBCラジオ2のインタビューで明かした。

 72歳のテイラーは、英BBC Radio 2の司会者であるゾーイ・ボールに、「忘れていたフレディの小さな逸品を見つけたんですが、素晴らしいんですよ。実際、相当な発見でした」と語っている。テイラーとメイは曲名を明かしておらず、バンドの広報担当者からは報道時までに確認が取れなかったものの、Deadlineはこの楽曲が「Face It Alone」というタイトルだと報じている。テイラーは、この楽曲が2022年9月に発売されること、そしてシングル「アイ・ウォント・イット・オール」と「スキャンダル」を含むマーキュリーとの最後から2番目のアルバム『ザ・ミラクル』のための1988年のセッションで録音されたことを認めた。

 バンドの広報担当者は英BBCのインタビューの内容については認めているが、追加情報はないとコメントした。

クイーン、故フレディ・マーキュリーの未発表ボーカル曲を9月にリリース


 さて、今週のビルボード・ソング・チャートでは、ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」が通算5週目の首位を獲得した。新作『ハリーズ・ハウス』のリリース効果で、先週4週間ぶりに首位に返り咲いた「アズ・イット・ワズ」は、今週も7,240万回(2%減少)と高水準を維持してエアプレイ・チャートでも4週目の首位をキープした。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、6,500を売り上げて10位から6位に再浮上。一方、ストリーミング・ソング・チャートでは先週の1位から2位にダウンし、週間再生数も前週から22%減少の2,760万回に落ちている。

 先週4位に初登場した「レイト・ナイト・トーキング」は今週9位に順位を下げたが、ポップ・エアプレイ・チャートでは前週から127%も数字を伸ばし、35位から25位にジャンプアップした。なお、同チャートでは「アズ・イット・ワズ」が4週目の首位をキープしている。

 また、ケイト・ブッシュの「神秘の丘」が今週8位にランクイン。同曲のリリースは37年前の1985年で、これまでの最高位は同年11月30日付で記録した30位だったが、今週その記録を大きく上回り、自身初のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・ソング・チャート】ハリー・スタイルズ通算5週目の首位、ケイト・ブッシュ「神秘の丘」初のTOP10入り


 そして、アルバムチャートでは、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が2週目の首位をキープした。先週、2022年最大の週間ユニット521,500を記録してNo.1デビューを飾った同作は、前週から69%減少したものの、2週目としては高い160,500ユニットを獲得して、今週も首位をキープ。

 初登場から2週目(2週以上)首位を獲得したのは、2021年12月4日付から2022年1月8日付までの計6週を記録したアデルの『30』以来で、2022年に入ってからは『ハリーズ・ハウス』が初のタイトル。なお、初登場からではなく非連続で2週以上を記録したアルバムは、その他『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラック、リル・ダークの『7220』の2作がある。

 また、今週10位には、デフ・レパードの新作『ダイアモンド・スター・ヘイローズ』が初登場。初動ユニットは34,000で、その内訳はアルバム・セールスが32,000、アルバム・ストリーミングが2,000(270万回)、トラックによるユニットが500未満をそれぞれ獲得した。本作は、2015年10月にリリースした前作『デフ・レパード』から約7年振り、通算12枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは8作目となる。

【米ビルボード・アルバム・チャート】ハリー・スタイルズ2週連続首位、デフ・レパード新作が初登場10位


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