2022/06/06
ボン・ジョヴィの創設メンバーだったベーシストのアレック・ジョン・サッチが2022年6月5日に死去した。享年70歳、死因は発表されていない。
バンドはSNSに、「アレック、君がいなくなって寂しい」と投稿し、サッチの死を発表した。投稿された文章には、「親愛なる友人のアレック・ジョン・サッチの訃報に接し、胸が張り裂ける思いです。彼は独創的でした。ボン・ジョヴィの創設メンバーとして、アレックはバンドの形成に不可欠な存在でした。彼はティコ(・トーレス)の幼なじみで、リッチー(・サンボラ)を僕らのライブに連れてきてくれたんです。アレックはいつもワイルドではつらつとしていました。今日、その特別な思い出が私に笑顔をもたらし、目には涙が浮かびます。彼がいなくなってしまい、私たちは心から寂しく思っています」と記載されている。
バンドはまた、サッチとの長い歳月を紹介するトリビュート動画も投稿した。この映像で彼は、「僕たちはたくさんの素晴らしい時間を一緒に過ごし、僕はまさに死ぬほど彼らを愛しています、これからもずっと」と語っている。現地時間6月5日には「RIP Alec」が米Twitterでトレンド入りした。
サッチは、1951年に米ニューヨーク州ヨンカーズで生まれ、1983年にニュージャージー州セアビルで結成されたボン・ジョヴィに加入した。セアビルのHunka Bunka Ballroomの支配人だったサッチは、バンドの一員となる前に、ジョンの前のバンド、ジョン・ボン・ジョヴィ&ザ・ワイルド・ワンズをブッキングしたことがあった。
サッチは、ボン・ジョヴィが1986年のアルバム『Slippery When Wet』(邦題:『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』)と、1988年の『ニュージャージー』をリリースした時のメンバーだった。両作とも米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得している。彼は1994年までバンドに所属し、脱退後はヒュー・マクドナルドが加入した。
バンドが2018年に【ロックの殿堂】入りを果たした際、サッチもボン・ジョヴィのメンバーとして式典に出席し、ジョン・ボン・ジョヴィ、デヴィッド・ブライアン、ヒュー・マクドナルド、リッチー・サンボラ、ティコ・トーレスと共にハワード・スターンの紹介により殿堂入りを果たした。
— Bon Jovi (@BonJovi) June 5, 2022
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