2022/06/10 04:00
2022年上半期Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、YOASOBIの『THE BOOK 2』が首位を獲得した。
本作は、2021年12月1日にリリースされた2nd EPで、初週8,717DLを売り上げ首位を獲得。その後も3週連続、通算5度の首位を獲得し、上半期ダウンロード・アルバム・チャート2連覇を成し遂げた。『THE BOOK』も様々なトピックによってロングヒットが続いており、『THE BOOK 2』もリリースから数か月経ってもなお、週間ダウンロード数が安定していることが特徴的だ。3月16日公開チャートまでトップ10内をキープし、NHKでのスペシャル・パフォーマンスが話題を呼び、5月11日公開チャートでは再び4位に浮上。現在もトップ30内をキープするなど、新規ファンを獲得し続けている。
続く2位はAdoの1stアルバム『狂言』がチャートイン。『THE BOOK 2』の初動を大きく超える13,987DLで首位を獲得後、4週連続で首位キープと好調な推移を見せ、累計4,000DL差で上半期2位を獲得した。ゴールデンウィーク中に再びダウンロード数を伸ばし4位へと浮上、直近のチャートでも30位圏内をキープしているAdo。8月11日にはさいたまスーパーアリーナでの2ndライブが決定しており、自身初の年間1位を獲得することができるのか、今後の動きに注目したい。
そして3位は宇多田ヒカル『BADモード』だ。2022年1月19日に先行配信された約3年7か月ぶりのアルバムで、初週は10,603DLで首位を獲得。CDリリース後に再び順位を上げ、通算2度の首位を獲得するなど、計19回のチャートインによって上半期3位を獲得した。
藤井 風は『LOVE ALL SERVE ALL』が5位、『HELP EVER HURT NEVER』が10位と2作チャートイン。『NHK紅白歌合戦』への初出場や、初の冠番組が放送されるなど話題の多い上半期だったが、『LOVE ALL SERVE ALL』はチャートイン回数10週で、5位に食い込むという快進撃を見せた。
ポストコロナへと突入し、3年ぶりに数多くのフェスが開催される2022年。コロナ禍以前は、あいみょんや、ずっと真夜中でいいのに。がフェス出演で新規ファンを獲得し、アルバムやソングのダウンロード数を伸ばすというチャートアクションを見せたが、今年の夏はチャートがどのように動くのか。下半期のチャートアクションにも注目したい。
Text by Naoko Takashima
◎【2022年上半期JAPAN Download Albums】トップ10
1位『THE BOOK 2』YOASOBI(37,670DL)
2位『狂言』Ado(33,221DL)
3位『BADモード』宇多田ヒカル(28,765DL)
4位『壱』優里(19,346DL)
5位『LOVE ALL SERVE ALL』藤井 風(18,096DL)
6位『THE BOOK』YOASOBI(12,660DL)
7位『マクロス40周年記念超時空コラボアルバム デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!』シェリル・ランカ・ワルキューレ(9,367DL)
8位『visions』milet(8,779DL)
9位『ENDWALKER: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』(8,263DL)
10位『HELP EVER HURT NEVER』藤井 風(7,029DL)
集計期間:2021年11月29日(月)~2022年5月29日(日)
※()内の数字は集計期間中のダウンロード数になります。
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