2022/06/05 14:00
2022年6月6日付の週間シングル・セールス・チャート“Billboard JAPAN Top Singles Sales”でHey! Say! JUMPの『a r e a/恋をするんだ/春玄鳥』が初週232,265枚を売り上げ、首位を獲得した。(集計期間2022年5月23日~2022年5月29日)
『a r e a/恋をするんだ/春玄鳥』は、前作『Sing-along』から約6カ月ぶりのリリースとなる32枚目にして初のトリプルのA面のシングル。「a r e a」は伊野尾慧出演のドラマ『『家政夫のミタゾノ』の主題歌』、「恋をするんだ」は、山田涼介主演のドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』の主題歌、「春玄鳥」はTVアニメ『ラブオールプレー』の主題歌となっている。
今回はHey! Say! JUMPのシングルの販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、2020年以降発売されたHey! Say! JUMPのシングルの初週販売枚数と累計販売枚数をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/112939/2)である。
今作の初週販売枚数は、惜しくも前々作『群青ランナウェイ』の234,313枚には惜しくも届かなかったが、2020年以降に発売されたHey! Say! JUMPのシングルで2番目の初週販売枚数を記録した。今回集計した7作品中最も累計販売枚数が高いタイトルも『群青ランナウェイ』の257,178枚で、『a r e a/恋をするんだ/春玄鳥』が今後『群青ランナウェイ』を越えるヒットとなるか注目される。
次に、Hey! Say! JUMPのシングルの初週実店舗での地域別販売比率をグラフ化したものが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/112939/3)である。また、一般的なシングルの地域別の販売比率と比較するため2022年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
全シングルと比較して、Hey! Say! JUMPのシングルは、関東地方が低く、他の全ての地方が高くなっている。最近のシングルの販売動向は関東地方(特に東京都)を中心に販売施策を行う事が多く、結果、東京都の店舗の売り上げ比率が増す傾向にある。その中で、関東地方以外での比率が高いHey! Say! JUMPは人気が日本中に行き渡り、安定していると言える。
上記地域別の販売比率を関東地方のみに絞り、『a r e a/恋をするんだ/春玄鳥』の初週販売比率を都県別に調査したのが図3(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/112939/4)である。
これを見ると関東地方の中でも全シングルより低いのは東京都と群馬県のみであり、他の地方は全シングルよりも高い販売比率となっている。特に、神奈川県7.3%(以下かっこ内全シングル:5.5%)、埼玉県6.2%(4.4%)、千葉県4.7%(3.3%)は全シングルと比較しても大きく伸びている。東京都が全シングルより低いのは前述の通り一般的なシングルが東京を中心とした販売施策を行い販売枚数を伸ばしているのに対して、Hey! Say! JUMPは特定の場所での販売施策を行っていない事が理由と考えられる。県別に見ると、神奈川県はメンバーの薮宏太の、埼玉県は伊野尾慧の、千葉県は有岡大貴の出身地であり、神奈川県、埼玉県、千葉県が全シングルよりも高く出ている結果に影響していると考えられる。
シングルセールスにおいては1位が定位置となった感のあるHey! Say! JUMPであるが、これからも彼らの活躍を注視したい。
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