2022/05/29
2022年5月25日公開(集計期間:2022年5月16日~5月22日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、AKB48の『元カレです』が418,710枚を売り上げて、首位を獲得した。
AKB48にとって59枚目のシングルとなる本作。表題曲では、2021年までIZ*ONEで活動していた本田仁美が初めてセンターを務めている。前作『根も葉もRumor』(2021年9月29日リリース)の初週売上428,608枚には届かなかったものの、2位以下に大差をつけて1位を獲得した。
今週のシングル・セールス・チャートは、2位の米津玄師『M八七』が241,867枚、3位のBE:FIRST『Bye-Good-Bye』が162,492枚と、トップ3がそれぞれ10万枚を超えるハイレベルな戦いとなった。そこで本記事では、今週のトップ3にチャートインした3作の販売動向を調査していく。
図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/112664/2)は、『元カレです』『M八七』『Bye-Good-Bye』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルと比較するため、2022年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。
まず『元カレです』のグラフを見てみると、他2作よりも全シングルとの乖離は少なく、平均的な比率となった。関東の割合は5割を超え、前作『根も葉もRumor』の関東の割合46.7%を超える結果となっている。ちなみに関東県別の前作からの伸び率を見てみると、東京が11.6%増、表題曲のセンター・本田仁美の出身地である栃木が0.1%増となっており、関東のなかでも東京の人気が突出して伸びていることがわかった。
続いて『M八七』は、関東が37.1%と全シングルと比べ低めのパーセンテージに。対して関東以外の地域は、すべて全シングルより高いかほぼ同率となった。県別では、1位東京、2位大阪、3位愛知と、上位は全シングルと同じ並びではあるものの、割合で見てみると、東京15.3%(全シングル32.8%)、大阪7.9%(全シングル7.6%)、愛知7.5%(全シングル6.8%)と、東京の割合が特に低いことがわかる。この傾向は前作『Pale Blue』(2021年6月16日リリース)も同様で、今作でも米津玄師の地域を問わない人気がうかがえる結果となった。
最後に『Bye-Good-Bye』は、前作『Gifted.』(2021年11月3日リリース)から引き続き、関東が半分以上を占めるグラフとなった。県別では、1位東京、2位愛知、3位大阪と、全シングルと同じ顔ぶれながらも、メンバー7人中3人の出身地である愛知が大阪を上回り2位となった。割合で見てみると東京46.4%、愛知4.9%、大阪4.6%と、東京の占める割合がかなり高くなっており、他の地方にはまだまだファンを増やす余地があると言えそうだ。今春には【VIVA LA ROCK 2022】に出演、8月には【SUMMER SONIC 2022】への出演を控えるなど、少しずつ活動の範囲を広げているBE:FIRSTの今後に注目だ。
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