2022/05/13
エリック・クラプトンのドキュメンタリー映像とライブ・パフォーマンスを収録した『ナッシング・バット・ザ・ブルース』の国内盤が2022年6月24日に発売となることが決定した。
【グラミー賞】を受賞したブルース・アルバム『フロム・ザ・クレイドル』のツアーで録音された、17曲の未発表ライブ音源を収録した本作の国内盤はCD、DVD、Blu-rayの3形態でリリースされ、2枚組LPとスーパー・デラックス・リミテッド・エディション・ボックス・セットは輸入盤のみの発売となる。
『ナッシング・バット・ザ・ブルース』は、クラプトンが生涯をかけて注ぐブルースへの情熱が燃えさかるのを感じ取とれる作品だ。公式リリースを受け、1995年に米PBSで放送となり、【エミー賞】にノミネートされたドキュメンタリー映像が、4Kで美しく蘇った。さらに、【グラミー賞】受賞のマルチ・プラチナ・ブルース・アルバム『フロム・ザ・クレイドル』のツアー中となる、1994年に収録された1時間以上の未発表ライブ音源がリリースとなる。
ドキュメンタリー映像では、スクーター・ワイントローブが脚本とプロデュース、そしてマーティン・スコセッシがエグゼクティブ・プロデュースを務めている。スコセッシによる、クラプトンの真に迫った詳細なインタビューが収録され、クラプトンは、ブルースへの愛、そしてマディ・ウォーターズやB.B.キングなどのブルースマンたちが、彼の音楽に与えた影響の重要性を語っている。作中では、ビンテージ・ライブ映像やインタビュー、写真などでロバート・ジョンソン、ハウリン・ウルフ、バディ・ガイ、T-ボーン・ ウォーカーなど多くのアーティストが登場している。
本作の要は、クラプトンによるブルース・スタンダードのパフォーマンスと、あまり知られていない貴重なブルース・ソングだ。17曲収録のCD、2枚組LPには18曲、そしてDVDまたはBlu-rayセットではそれぞれ20曲が収録されている。『フロム・ザ・クレイドル』のツアー中に、米サンフランシスコのフィルモアで行われた2晩(1994年11月8日、9日)のパフォーマンスが撮影、録音され、その中で選りすぐりの演奏が収録されている。また、長きにクラプトンを支える共同プロデューサー、サイモン・クライミーが、マルチ・トラッキング収録によるオリジナル・パフォーマンス音源のリミックスを手掛けている。
『ナッシング・バット・ザ・ブルース』収録の未発表ライブ音源は、スタジオでレコーディングされた『フロム・ザ・クレイドル』をお互いに助け合う、相棒のような存在だ。両作品に収録の楽曲もあるが(「マザーレス・チャイルド」、「スタンディン・ラウンド・クライング」、「アイム・トア・ダウン」)、それぞれのパフォーマンスは全く異なる。『フロム・ザ・クレイドル』未収録で本作に収録となる楽曲は、ジミー・ロジャーズの「ブルース・オール・デイ・ロング」、ロバート・ジョンソンの「モルテッド・ミルク・ブルース」や、「エヴリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース」、「フォーティ・フォー」などのスタンダード・ナンバーが含まれる。
1994年にワーナー・ブラザース・レコードから発売された『フロム・ザ・クレイドル』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位に輝き、アメリカでトリプル・プラチナに認定された作品である。
◎リリース情報
『ナッシング・バット・ザ・ブルース』
2022/6/24 RELEASE
<CD>
WPCR-18529 2,860円(tax incl.)
<DVD>
WPBR-90816 3,850円(tax incl.)
<Blu-ray>
WPXR-90025 4,950円(tax incl.)
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