2013/04/01
「『明るくて希望のある作品を作るんだ』という(梅村太郎、塚原一成)監督の思いに胸を打たれました」と話した役所広司
映画『ガレキとラジオ』のプレミアム試写会トークショーが1日、東京都内で行われ、ナレーションを務めた役所広司が登場した。
本作は東日本大震災で被災した宮城県の南三陸町で、地元民たちが立ち上げたラジオ局「FMみなさん」の1年間を追ったドキュメンタリー。
映画の製作前の企画段階から出演を快諾し、無償でナレーションを務めた役所は「被災して、いろんな問題を抱えながらラジオ局を立ち上げ、町の人たちに笑顔で情報を発信する“FMみなさん”の姿に心打たれます」と語った。
ナレーションをする上で意識したポイントについては「自分の中のテーマとしては『言葉で説明し過ぎず、センチメンタルになり過ぎない』ということでした。そうすることで映画の登場人物がより生き生きしてくると思ったんです」と明かした。
映画の収益の一部は南三陸町の復興支援に役立てられる。役所は「これからどれだけこの映画が広まり、南三陸に支援が届くかが勝負ですね。映画を見ることが支援につながることはとても良いことだと思いますし、楽しんで見てほしいです」と力強く呼び掛けた。
映画は4月13日からヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開。
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